三度の飯よりポテチが好き。
お菓子作りは好きだけど、食べるのは断然、塩系――というかポテチ。お昼ご飯はじゃがりこでいいくらい。
いつかこのブログでじゃがりこを作ろうなんて思って、ネットを調べてみたらいくつかあったんだけど、手順を見る限りめんどくさそう。作る前に我慢できなくて置いてあるじゃがりこを食べてしまう。
ということでじゃがりこを諦め、代わりにおいしいフライドポテトの研究でもしようかなと考えていたところだった。
いつ作ろうかなと思っていたら、知り合いの方がくれたサツマイモの存在を思い出した。ジャガイモはいま家にないので、ならばサツマイモでフライドポテトを作ろう!ということになった。
好みはマクドの細いやつ。何なら昔のローソンのやつぐらいがいい。(昔のローソンのポテトって、マクドよりもっと細くて、カリカリでめっちゃ油吸ってて体に悪そうなやつだった記憶がある。あそこまで細いのは今や見かけない)。
そとはカリカリ、中はホクホク。さて、ネットを探せば色々とあるんだが、ちょうどいいレシピが家にもあった。
じゃーん
おなじみなかしましほさんだが、このブログで紹介するのはお初。
(18.12.11追記 初じゃなかった。ついでに↓の本の説明も似てる…)
2015発売とこれまで紹介した中では一番新しい。
これまでに何回も登場している「ごはんのようにまいにち―」シリーズは基本の材料が菜種油、きび砂糖、てんさい糖、メープルシロップなど植物性、ついでにお菓子作りが趣味じゃなければ家になさそうなのものが多いのに対し、こちらの本はバター、生クリーム、ヨーグルトなど、身近な動物性の食材も出てくる。私みたいにお菓子ばっかり作っている人でなくても、今日は作ってみようかなと気軽にできそうな1冊。
載っているのはフライドポテトではなく芋けんぴのレシピだが、最後に砂糖を絡める代わりに塩をかけることにした。
いただきもののおいも。グラム数は量ってないが500くらいありそうだった。
5㍉幅に切ると結構な量になった。
本当は全部、塩だけのフライドポテトにするつもりだったが、あまりに量が多いので、半分は芋けんぴにすることに。
とりあえず水にさらす。
キッチンペーパーがないので、代わりにふきんで水分を取る。
普段の揚げ物料理にはサラダ油を使うのだが、今日は特別に菜種油を使ってみた。
高級な菜種油をこんなに大量に使うなんてキヨミズの舞台から飛び降りる気分だった。まだ入れた方がいいかな、どうしよう、なんて動揺しながらフライパンに注いだ。
過去記事:菜種油の話 油のはなし - おやつをつくるやつ
冷たい油にイモの半量を投入し、じっくり揚げる。(写真を見れば分かるが、フライパンというか中華鍋。料理をするときはほぼ中華鍋を使う)
黄金色できれい
じっくりな。
アヒージョみたい
火が弱すぎたのか、レシピにある時間になってもカリカリ感がなかったので3~5分くらい伸ばした。ラストは強火で表面の水分をさらに飛ばす。
塩をまぶしたらフライドサツマイモの完成。なにげにマグマ塩を使った。
過去記事:マグマ塩の話 マグ塩ちんすこう - おやつをつくるやつ
細めに切ったやつはカリカリ、やや太めのものは中がほっくり。サツマイモそのものがけっこう甘くて、素朴な味。パクパクいけて一瞬でなくなった。
残り半分を揚げる。
さっきよりカリカリめに仕上がった。
フライパンに砂糖と水を入れてぐつぐつ。
地獄にある池みたい
おイモとバターを入れて混ぜる。
冷めたらシナモン振って完成。
アメを絡めたので艶が出る
初めて作ったんだけど、ほんとに美味。イモの味もしっかりしていて優しい甘さ。バターとシナモンが贅沢に香る。市販の芋けんぴとは別物だった。家で作っているから使っている材料がいいし、イモの鮮度もいいから当たり前なんだけども。
あと歯ごたえも違う。市販のはボリボリ、手作りはカリカリまたはしっとり、てな感じ。
昨日作って残ったのを今朝食べたら、水分を吸ってややしっとりしていた。周りのアメは結晶化して?ざらざら。
これはこれでおいしい。
めっちゃ簡単なのでまた作ろうと思う。