前から気になっていたネットのレシピをアレンジ。
バレンタイン前にチョコ情報を検索していて見つけた。
ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ
あら、ほぼ日でこんなコーナーもあったの? (「ほぼ日」=糸井重里さんの会社が運営するサイト)
糸井さんのことが好きで、しかもいつもレシピでお世話になっているなかしましほさんも糸井さんとタイアップして一時連載もしていたのは知っていたが、こちらの存在は初めて知った。
イタリアマンマの家庭料理やお菓子のレシピを紹介していて、2005年から現在までのレシピは336。月2ペースで14年続いてるとかすごすぎる。
この335回目で紹介しているのが「コーヒーチョコビスケット」。コーヒー豆の形がかわいい。そして今まで作ったことがなくて面白そうだったので機会があれば作ろうと思っていて、ちょうど今日、気が向いたので挑戦することにした。
本来、バターを使うところを菜種油に変更し、そのほかも少し変えてみた。
<材料>
薄力粉 137㌘ (純ココアとコーヒー豆を足して150㌘になるように)
純ココア 10㌘
コーヒー豆(エスプレッソ用にひいたもの) 3㌘
きび砂糖 30㌘
塩 ひとつまみ
菜種油 大さじ3
インスタントコーヒー 小さじ1
湯 大さじ2
水 少々
ラム酒漬けドライフルーツ 適量
※ 材料に関しては要調整(後に説明)
最後のドライフルーツは、私の完全オリジナル。材料を見る限りかなりビターな味になりそうだったので、甘いドライフルーツを入れてみてもいいんじゃないかと。しかし乾燥したままだと火が通りすぎる可能性がある。今から水でふやかすのは遅いし、ちょうどラム酒漬けがまだ残っていたのでそちらを利用することにした。ラムレーズン入りのチョコとかおいしいから相性は良いだろう。
まず豆をひく。こちらは1、2週間前に購入したコーヒー豆「サクラブルボン」。
この時期だけの期間限定で、超人気の豆らしい。おまけに名前に「サクラ」なんてついてたら買っちゃう。よく分からんけど気持ちが大事やと思うし実際おいしい、気がする。
エスプレッソ用、つまり一番細かいパウダー状にひく。
近くにいた母に「これがエスプレッソ用だよ」と言うと「これでコーヒー入れるのもおいしそうやね(ドリップで)」というので、「たぶん不味いよ」とドリップとエスプレッソの違いについて詳しく解説しようとした。が、そもそもラテのこともよく理解していなければスタバすら行ったこともないなどと言い出し、説明すればするほど「?」が頭の上に飛ぶので途中で諦めた。都会人とは思えない母である(昨年、イコカを改札に無理やり入れて詰まらせた)。
インスタントコーヒーは湯でといておく。
本家レシピではエスプレッソだったのを濃い目のインスタントコーヒーで代用
ボウルに粉類を入れて混ぜて
油を入れて混ぜて、湯でといたコーヒーを入れてまぜる。
まとまりが悪かったので水を足す。
まとまりが悪くポロポロ気味
一応、生地はまとめたがいまいちしっとり感がない。水を大さじ1~2足したのでこれ以上水分を入れたくない。本家レシピではバターも水分も私のよりかなり大目らしいので、本当は菜種油を追加したいところだったが、塊になったところから油を追加してうまく混ざるか自信がなかったので、今回は止めておいた。
本家のレシピ写真はしっとりツヤのある生地だったので、かなり違うものになるだろうが、それはそれでいいだろうと進めることにした。
生地を小さじ1程度とって、ザルにあけてラム酒を切っておいたドライフルーツを中に入れて丸める。
レーズンとイチジクがあったけど、イチジクは使わず(大きくて切るのが面倒だった)
直径2.5センチくらい
本家はたぶんもっと小さいので、そうしたかったのだが、レーズンを入れたのと生地のまとまりが悪かったのが合わさって大きくせざるを得なかった。あと本家みたいにコーヒー豆っぽい切込みも入れると崩れそうだったので諦めた。
初めて作るクッキーでいろいろと気になったので、焼く前の生地をつまみ食いして味の感覚をつかむ。ビターな生地にラムレーズン、悪くない。
170℃で15~20分焼いて、粗熱が取れたらココアをふる。
完成。
ロッククッキーぽい見ため
中はこんな感じ。
下方にある黒いのがレーズン ちゃんと中心にきてるやつもあったんですよ
本家とはかなり違うビジュアルだが、味はまあ悪くない。コーヒー豆×ココア×インスタントコーヒーとビター素材が3種類も入っていて、これまで作ったクッキーの中でベストビター賞(焦げは除く)。油分少な目で軽いこともあり、複雑に合わさった苦みを存分に味わえる。そしてラムレーズンの甘味がサプライズ。ただし「何かある」とは気づくものの、存在感が薄い。
イメージとしてはコーヒー豆が中心に入っているチョコみたいにそれぞれの存在感があるものを目指していたのだが、ラムレーズン1粒に対して生地が多かったらしい。悪かないけどもう少しなんかほしい、てとこかな。丸める作業大変やったのになあ。
試作品でしょっぱなからうまくいくのは少ない。修行は続く。
最後に、コーヒーミルのひき具合を元に戻しておくのを忘れずに。
分解して調整する
いつもはドリップコーヒーを飲むので、ペーパーフィルター用の粗さ(2㍉くらい)に設定している。普段触らないネジを回してひいた後の豆の粒の大きさを見ながら調整するところを、めんどくさいので目分量で適当に変えておいた。翌朝、使う前に微調整するつもりだが、いつも朝起きるのが早い両親が先に使う。コーヒーミルの調整方法については多分知らないだろう。でもおもしろそうだから放っておく。