おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

油のはなし

油が切れたので買った。

 

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どーん。1.8㍑

 

お菓子作りに油は欠かせない。

バターやショートニングなどの動物性油脂と、菜種油、米油、ごま油、ココナッツオイルなどの植物性油脂がある。ネットでさらっと調べてみたところ、お菓子用として使うものは熱に強く酸化しにくいのじゃないといけないらしい。でしょうね。

 

そもそものレシピが違うので、バターの代わりに植物油脂を使うということはないが、植物性油同士なら性質が似ているので代用する。植物性油脂で私がお菓子作りに使ったことがあるのは菜種油、ごま油、オリーブオイルだ。

 

ごま油といっても、中華料理に使うような茶色で香りが強いものではなく、ほぼ無色無臭のもの。使っていたのはこちら。

マルホン胡麻油 製品情報|太白(たいはく)胡麻油について

ただ1、2回しか買ったことがないので使い心地がどんなだったかは忘れた。

 

オリーブオイルはお菓子のレシピ本があったりするほどなので、それはそれでおいしいが香りが強い。私はお菓子であまり油の風味を主張するのは好きではないため止めた。

 

そうそう、サラダ油でも作れると思う。各家庭にほぼあるだろうし、うちも例に漏れない。しかし毒性があって体に良くないとかいうのを本やネットの記事で見かけたので、お菓子には使わないことにしている。全てを信じるわけではないけど、なんとなく。

 

そして菜種油。なかしましほさんの本で紹介されているのを見るまで、買ったこともなければお菓子に使おうなんて考えてもみなかった。従来の菜種油はクセが強いなんてことも知らなかった。

我らがなかしましほさんが言うなら、と調べてみた。油屋の公式HPは見つからなかったが、複数の取扱い店のサイトで詳しく書かれている。これを見て即座に心が決まった。

参考HPはこちら。

平出油屋の菜種油[玉締め圧搾法] お徳用1800ml一升瓶(1650g)

キーワードは「昭和初期から変わらない作り方」「搾り製法」「低圧力、常温で時間をかけてじっくり」「国産の菜種」。

アナログな言葉を見ただけで無条件に70点。そして”年期の入った道具”、”手作業が多そう” な写真を見て30点追加。100点、採用!みたいな。

「昔ながらの伝統製法を守ってます」っていう雰囲気に弱い。実際見た訳でもなく流されまくっているが、どのHPの紹介を見てもこれはいいものなんだという思いが伝わってくるので信じることにした。

口コミでも評判が良い。贅沢をいえば普段の料理も全部これでいきたい。が、値段が安いってわけでもないので、毎日豪快に使うほどの勇気はない。揚げ物とかおいしいんだろうな。

 

試したことのない油はたくさんあるが、ここの油屋がずっと続きますように、という願いを込めてしばらく一途でいるつもり。