おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

さつまいもチョコビスケット ~シンプル・イズ・ベストと思ったけど~

お菓子というほどでもないお菓子。素材を生かしまくったら、味がぶつかってよく分からなくなりました。

 

 

 

 

ということで作ったのが今回のさつまいもチョコビスケット

それらしいネーミングを付けてみたけれど、さつまいもを焼いて、クッキーを焼いて、チョコを溶かしてくっつけただけ。「こんなのお菓子じゃない!」といわれても否定はしません。

 

土台のメープルビスケット



 

実は似た見た目のお菓子で、わざわざスイートポテトにしてチョコをかけたのを作ったことがある。上品な味わいですごくおいしいんだけど、工程が多い。

 

材料はおいしそう

 

 

でもさ、わざわざスイートポテトにしなくてもよくない? 

 

イモもチョコもビスケットも、それぞれ単体で十分成立する食材。べつに組みあわせなくてもいいくらい。でもイモばかり食べていると、もうちょっとお菓子らしさが欲しくなる。チョコ単体だとおなかを満たすのに物足りない。ということで、まずはイモ+チョコを作ってみて、悪くなかったので、今回は土台にビスケットを敷くことにした。こうすることで味がプラスされて、手も汚れずに済む。

 

 

ビスケットはなかしましほさんのレシピで。

 

スマイルビスケット ~子どもと一緒にお絵かき~ - おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

 

 

最初はビスケットの上にチョコをかけてヤキイモをくっつけるだけ、のつもりだったけれど、欲が出てきたのでナッツやドライフルーツをくっつけた。これが楽しいのなんのって。

 

作品名「枯山水

 

イモの形そのままを利用しており、切った部分によって形が違う。そしたら「これはエアーズロック」「これは火山」など見えてきて、形に合わせたデコレーションに。ちょっとした芸術品だ♪ と我ながらご満悦。

 

 

なんか枯山水っぽいぞ、と思ったのでそれをイメージして盛り付け。しかし、枯山水にしては派手すぎるので、裏テーマは「火星」。

 

 

味見してみると、まあ「うるさい」。

 

 

それぞれ個性が強く、チョコでつなぎとめているだけなので、口の中でハーモニーが全く奏でられない。イモとチョコとビスケットとナッツとドライフルーツを一緒に口に入れた味だった(笑)

 

そっか、あの時作ったスイートポテトチョコは、わざわざスイートポテトにする必要があったわけだ、と妙に納得した。組み合わせる素材の甘味やテクスチャでも出来上がりが変わってくる。

 

裏作品名「火星」

 

素材がいいんだから、ほぼ加工ナシで使った方がおいしいに決まっている、と思い込んでいたけれど、違った。全く異なる味の食材を組み合わせるためには、ある程度加工しなきゃいけないのだ。じゃないと、今回のようになる。いまさらながらお菓子づくりの奥深さを知った。

 

 

味はイマイチでも胃にはたまる。なので、小腹が空いたときのおやつには悪くない。あと、見た目は好き。

 

自然の造形美



 

余ったビスケットにチョコをかけてナッツを乗せたものは、おいしく食べられた。こちらは材料が少ないこともあって、あまり個性がぶつからなかったのだろう。

 


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いまはふたたびいもチョコに戻った。焼いただけのさつまいもにチョコがけしているので、さつまいもがチョコの甘味に完全に負けていて、ちょっともったいない感もあるのだけどね。チョコをばくばく食べると鼻血が出そうになるので、イモで緩和されていい感じです。

 

 

今回、チョコはテンパリングなどせず、湯煎で溶かしただけ。ただし、イモの焼き方にはこだわってます。今回は魚焼きグリルで初挑戦! アルミホイルで巻いて弱火でじっくり。。と思ったんだけど、15分もしたら高温になりすぎて安全装置が作動して止まるのね。仕方ないので、止まったら5分ほど待って、また点火して、というのを繰り返した。火を消している間は温度が下がるけど、予熱でもけっこう高いので、じわじわと火が通ってるはず。

 

 

直径3センチほどの細いのだと30分、5センチ以上だと40分くらいで焼けました。ほくほくおいしかったです。

 

 

比較するまでもなく、どっちがウマイかというと断然スイートポテトチョコでした。

また気が向いたらつくりましょうね。。

 

 

スイートポテトのチョコつくったときのインスタ。

この時は真面目にテンパリングもした。若かったわ。

 

 
 
 
 
 
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