おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

スマイルビスケット ~子どもと一緒にお絵かき~

甥っこのために2品+おまけ1品作ったのに飽きたらず4品目を作った。

 

卵サブレ ~卵1つで2つのお菓子(1)~ - おやつをつくるやつ

クロッカン ~卵1つで2つのお菓子(2)~ - おやつをつくるやつ

バナナマフィン ~甥のために卵なしで~ - おやつをつくるやつ

マフィンだとすぐになくなりそうだなと思って、甥っこたちがドラえもんDVDに夢中になっている間、マフィンの焼き時間もあったのでもう1品スピードお菓子を作った。

まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本

まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本

 

 1日ぜんぶなかしましほさん

この本の表紙でにもなっているスマイルビスケットは、なかしましほさんを象徴する「シンプルな材料を手で混ぜるだけでおいしく作れる」おかしの原点みたいなもの(だと思っている)。

分量も覚えやすく、数回作れば本を見なくてもよくなる。

www.1101.comいつもなら材料の詳細は書かないが、上のサイトで公式に掲載されているので特別にご紹介。

<材料>

薄力粉 60㌘

全粒粉 60㌘

塩 ひとつまみ

菜種油 大さじ2

メープルシロップ 大さじ2

 

作り方はいつも通り。(作りたい人は上のサイトを参照のこと。丁寧な解説付き)

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粉類を合わせたボウルに

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菜種油を入れて手ですりすり混ぜて、メープルシロップも入れて混ぜて

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麺棒で伸ばして

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丸型で抜く。型がないので私は適当なサイズのおちょこを使った。普段は1口サイズの花の抜き型を使うけど今回は特別。その理由は↓

丸く抜いたクッキーに竹串やスプーンを使って

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顔を描く。甥っこたちが喜ぶかなと思って、今回はなかしましほさんのレシピ通り色んな表情を描いてみることにしたのだった。

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はい完成。

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さっきのマフィンとまとめて盛り付け

全粒粉のざらざらした食感とメープルシロップの優しい甘味がマッチしたビスケット。

こちらのクッキーは甥っこお兄ちゃんの方が気に入ったらしくパクパク食べていた。すると食べながら「この顔どうやったの?」と聞いてくる。「竹串とかスプーンで書いたんだよ」と教えると「オレもやりたかったな」と残念そう。そう言えばこのお兄ちゃん、絵を描くのが好きでけっこう上手。私としたことが忙しくてすっかり失念していた。

「もう一回作ろうか」というと「うん!」とうれしそう。やらねばなるまいよ。あとは顔を描くだけの状態まで作ったら、最後の仕上げにお兄ちゃん画伯の登場。

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見本を1つだけ作ってあとは自由にやらせる

にぃにぃがお絵かきをしているのを見て、やんちゃな弟が黙っているわけがない。「僕も!」と2人でかきかき。

「引っ掻いたら表面が汚くなるから、ちょっとずつやるんやで」というが理解する訳もなく、ぐちゃぐちゃにしながら楽しそうにやっていた。あとであまりにもひどい箇所はつなげたりして修正しておいた。

出来上がりを見て2人とも大満足。夕方ごろに家に来た義姉に「こんなことやったよ」と報告すると「食育やね」と言っていた。なるほどこういうのを食育というのか。なんかいいことした気分。

 

この後、甥弟が1口食べては飽きてほったらかし、次のを1口かじるということをしたので「そんなことしたらアカン」と怒った。そしたら、お兄ちゃんが弟をかばいに来た。「Aくんは、味見がしたいんやって」と。なんと、ここで兄弟愛を発揮するのか。いつも殴り合いのけんかしてるくせに……予想外の展開。

「全部一緒の味やろ」と反撃すると「顔が違うからやねんて」とお兄ちゃんは食い下がる。その陰に隠れる弟。こういうときだけしおらしいフリをする。

かわいいからと言って許してはいけない。別の角度から諭してみる。「せっかく作ったクッキーをこんな風にされたら悲しいわ」というと、初めて2人して動揺したらしかった。そう、そういうことなのよ。作った人の気持ちとか食べ物を粗末にするのがダメなわけよ。まだ幼い二人にはよく理解できていないようだったが、少しは響いたと思う。これぞ食育なんじゃなかろうか。

「これ食べるまでは次アカンよ」と最後にいうと弟は素直に「はい」と返事した。が、知らない間に次も1かじりして置いていた。許さん。