おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

クロッカン ~卵1つで2つのお菓子(2)~

卵白のみのサクサクおかし。

 アレルギー持ちの甥っこのために作った卵サブレ(しかし結局食べてもらえなかった)を焼いている間にささっと作った。

卵サブレ ~卵1つで2つのお菓子(1)~ - おやつをつくるやつ

このサクサクお菓子は、私が小中学生くらいの頃にレシピも何もない状態で作ろうとしたことがある。グリコの「焼きチョコ」というサクサクしたチョコ菓子にはまっていて、なんとか作りたかったのだ。

この食感を作るのは卵白ということは知っていたので、メレンゲを焼けばいいのだろうと考え、スポンジケーキのときのように固く泡立てたメレンゲを焼いたところ、ふわっとした甘いスポンジのような中途半端なものができた。
なぜ失敗したのか分からないまま再度挑戦することもなく20年以上たったが、心の片隅には残っていたのだろう、今回のお菓子を作ることにしたらすぐに当時を思い出した。

先ほどと同じ本。

まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとクラッカーの本

まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとクラッカーの本

 

 しょっちゅう見ているはずの本だが、自分が興味を示さないレシピは完全スルーしていた。今回のクロッカンのページもいつもめくっていて、「卵白使ってるんだな」程度には認識していたが、詳細は目に入っていなかったらしい。

材料の分量を見ると、卵白1個に対しての砂糖の量がめちゃくちゃ多い。普段作るクッキーの倍量以上使う。これがサクサクの秘密だったのか。なるほど。ついでに卵白は泡立てなくていいらしい。こりゃ想像だけでは作れんわ。

 

材料は卵白、砂糖、粉、クルミと超シンプル(本ではピーカンナッツだったのをクルミで代用)。

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普通のクッキーと違うのは、砂糖が多く薄力粉が少ないこと。

卵白と砂糖を混ぜ合わせたものに、粉をふるい入れて混ぜ

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炒ったクルミも加える。

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天板にスプーンで生地を流す。

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生地が柔らかすぎてどんどん広がる。もう少し間隔をあけた方がよかった。
低温でじっくり焼く。

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やっぱりくっついた

完成。

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ちょっと焼きすぎかな

パリパリポリポリ、生地とクルミが両方とも香ばしい。かなり甘いがついたくさん食べてしまう。この食感にこの味、食べたことがある。どこのメーカーか忘れたが、会社のいただきものとかでよくもらうやつだ。薄くてアーモンドスライスが載っているーーどこだっけ。

材料も少なく混ぜるだけ、いつものクッキーとは一味ちがうクロッカン。はまりそう。

 

先ほどのサブレもこれも甥っこ(弟)アウトなのだが、義姉は「あの子には食べさせへんから」と喜んで持って帰った。よかった。