残りのあんこもお菓子にしちゃう。
あんこ - おやつをつくるやつ
2日前に作ったあんこがあと少し残っている。そのまま食べてもいいけど、お菓子にしたい。今日は高速で作れるあんこスコーン。
こちらから。
スコーンはクッキーよりさらに適当に作れる。おやつでも軽食替わりでも食べてもいい。粉+ベーキングパウダーと菜種油(バター)と砂糖ちょっと。クッキーほどの繊細さもない、パンのような時間もかからない、けど味はその真ん中。それでいて簡単というおおらかなおやつ。
スコーンも酵母を使って作るとおいしいのだが、今日は時間をかけたくなかったのでベーキングパウダーに登場してもらおう……と思ったらほぼ空っぽ。レシピの分量に足りない。どうしようか考えて、重曹を入れることにした。なんかの野菜の灰汁抜き用だったかで家にあった。
ベーキングパウダーは、中に入っている炭酸水素ナトリウムが酸と反応して二酸化炭素を発生させることにより、生地を膨らませることができる。そして重曹=炭酸水素ナトリウム。
なぜ重曹そのものを使わないのかは理由があるらしいが、その辺は割愛することにして。
とにかく作りだしてしまったので、不足分は重曹で代用する。ベーキングパウダーの原材料を見ると、炭酸水素ナトリウムは24㌫とあるので、そちらを参考に適当に入れた。
ベーキングパウダーの原材料表示。食品添加物・合成膨張剤なのか
必要なあんこは100㌘に対して今あるのは約80㌘。20㌘足りない。
作ったあんこは水分を飛ばし過ぎてコロコロしていたので、水を足すことにした。
ころころ
水を入れて再度煮たら
ちょうど100㌘くらいになった。
粉と油を混ぜた生地にあんこ投入。生地がまとまらないのでちょっと水を追加した。
生地を手で平らにして、半分にちぎって重ねる。捏ねるというよりひたすら重ねる。今回も層を作るために何重にもした。
ちぎって重ねて平らにして
艶出し用の黒蜜はメープルシロップで代用。糖が入ってればなんでもいいのかなと思って。
1㍉たりとも無駄にしたくないのでほんの少しだけ器に出す
ちょうどいい抜き型がないので、包丁で6等分に切る。
形もざっくり
30分弱焼いたら完成。
カエルつき皿
ちゃんと層ができてる。よし。
断面
でも中はあんまり層とか関係なくて、あんこも入っているのでしっとり。食べてみるとすごくあっさりしているけど、小豆風味としっとり感が新鮮な和スコーン。甘さは小豆を炊いたときに加えた砂糖のみなので、クッキーよりももっと甘さ控えめ。あんこがのこってたらつけて食べたかった。
私は作っているので分かるのだが、こういう何かの素材を混ぜ込んだ生地のお菓子ってプレーン味とか他のやつと食べ比べないと、風味が分かりづらかったりする。先日のカレークラッカー然り。母親は私が教えるまであんこ入りのことに気付かなかった。
カレークラッカー - おやつをつくるやつ
そう考えると風味しっかりの抹茶ってすごい。優秀な和の香り素材だ。
基本的にはレシピに従っているが、工程はちょいちょい自己流でやっている。けどそれもOK。生地だけなら10分でできると思う。
次は酵母でやってみようかな。
――話は変わって昨日のどらやき、その後の話。
フルーツチーズ入り酵母どらやき - おやつをつくるやつ
両親に食べてもらったら、2人とも無言。こんなに頑張ったのにおいしくなかったのかとがっかりした。まあ、いいコメントを期待するのは私の自己満足であって、どう感じるかは人の勝手ではある。ただし、私はおいしいと思ったし手間暇かけたこともあったので、気に入らないなら食べなくて結構。数も少ないし残りは私が食べるから、と言って寝た。ちなみに久しぶりに帰ってきた兄はおいしいと言っていた。それでも残りは私のだから、と念を押した。
次の日。
一番遅く起きた私が下に降りるとどらやきがない。
えっ3人で分けた?……じわじわと怒りが込み上げる。
おいしくなかったのになぜ食べたのかと問うと、どらやきと思わなければおいしかった、無言になったのはあまりに普通のどらやきとかけ離れていたから、らしい。皮やあんこの味に食感、そしてフルーツチーズ入りなので、確かに一般的などらやきとは全く違うものだ。
でも想像している味と違うからって無言てどうなん、ウマイならウマイって言えよ、”どらやきと思わなければ”ってなぜ上から目線、固定観念に縛られた味覚で私の力作をそこらの既製品みたいに食べるんじゃねーてか食べるなって言ったやろ!と怒りまくる私を、3人は「なにをそんなにおこってるの」みたいな感じでスルー。おい。
まじでむかついた。食べたかったのに。