おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

あんこ

冷蔵庫に眠る小豆のことが12月下旬からずっと頭の片隅にあった。

 

 

餅が好きなので、正月から食べる雑煮が楽しみだった。餅つながりでぜんざいが浮かび、冷蔵庫に眠っている小豆があることを思い出した。

半年くらい放置しているので、そろそろ使った方がいい。

 

あんこを初めて炊いたのは昨年とつい最近。きっかけはなかしましほさんの本に載っていたから。なかしましほさんはあんこが好きらしく、つぶあんこしあんの作り方から、あんこを使ったお菓子までいくつかの本に載せている。

 

初あんこ作りの時は参考のため他のレシピも見てみた。基本的には小豆を茹でて砂糖を加えて練るだけという単純なものなのだが、それだけに奥が深い。雑味か何かを取るために1回湯を捨てたりするのだが、そのタイミングとか水の量までこと細かに載っているものもある。対するなかしましほさんは、最低限の工程でできるシンプルなレシピ。

最初は和菓子屋のHPに載っている本格的なやつで作ろうとしたのだが、レシピを見れば見るほどやる気が失せてくる。やっぱり簡単ななかしましほさんのにしよう。私は洋菓子歴は長いが和菓子はまったくの素人。素人は簡単なところから始めて、手軽においしさを知るのがいい。

 

小豆は乾燥した状態から煮るらしいが、前にそれで作ったら長時間炊いたにも関わらず固い仕上がりになってしまったので、今回は前日から水に漬けておいた。

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約30時間後。

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ふやけた。色もちょっと変わった

 

1回沸騰させて短時間で湯を捨てて、今度はたっぷりの水を入れて火にかける。

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みるみる湯が色づいていく。アントシアニンてやつ?

アクを取りながら40分、小豆が躍る程度の火加減で茹でる。 

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ダンシング小豆

 

柔らかくなったら砂糖を入れる。残っている水が多く感じたが、小豆が溶け出した水を捨てるのは違うような気がしてこのまま使うことにした。

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砂糖を溶かす

 

水分を飛ばさなきゃいけないので、火は最強。水蒸気が熱すぎて手は軽いやけど状態。でも耐える。

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めちゃくちゃ熱かった

 

ある程度固くなったら完成。

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どのくらいの量でしょう。

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252㌘

 

使った小豆は100㌘だったので、2.5倍。

 

ちょいと味見。普段買う和菓子屋より甘さ控え目。使ったのがきび砂糖なのもあり、コクはありつつ後味すっきり。小豆の風味もけっこう残っている感じ。今回の作り方が正解なのかよく分からないけど、及第点かなと思う。

 

さて今日はここまで。

明日はあんこのお菓子を作ろうかな。なかしましほさんの本以外にもいくつかあんこレシピがあって迷う。