おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

フルーツチーズ入り酵母どらやき

あんぱん、むしぱん、きんつば、ぜんざい、なかしましほさん本にはあんこスコーンに月餅――。めくりめくあんこの世界。どれにしようかな。

 

そしたら、なかしましほさんの本にどらやきを発見した。皮の材料は粉に卵にベーキングパウダーね、ふむふむ、まあホットケーキみたいなものでしょ。その時ひらめいた。酵母を使った皮を作るのはどうだろう?

そして冷凍庫には正月用に作ったフルーツチーズが残っている。あんことチーズって相性悪くないというのをテレビか何かで見たような。

ということで昨日作ったあんこ正月用に作ったフルーツチーズとのコラボどらやきに決定。

 

なかしましほさんの本にはどらやきが載っていて 

みんなのおやつ ちいさなレシピを33 (Hobonichi books)

みんなのおやつ ちいさなレシピを33 (Hobonichi books)

 

林弘子さんの本には酵母パンケーキが載っている。

 この2冊を交互に見ながら、分量を適当に変えて皮の生地を作る。

 

自家製酵母を使って作る林弘子さんパンケーキは、1次発酵させる必要があるため前日の夜から取りかかった。

卵と砂糖、みりんを混ぜたら、中だねをちぎりいれて混ぜる。しかし、泡だて器で押しつぶしながら少しずつ馴染ませるものの、ダマが残ってしまって混ざらない。言うならば、卵にマシュマロを溶かすようなもの。後で気づいたが、中だねの中に卵を少しずつ入れた方が良かった。

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ぜんぜん混ざらん

 

3㍉ぐらいのダマが溶け残っていたが、これ以上は無理なので粉を入れた。そしたら見た目は馴染んだ。

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一晩おいたら卵や小麦粉に馴染むだろう。酵母は生き物だから臨機応変に対応すると思う……と楽観することにした。

 

本には30℃で5時間置いて1次発酵とあったが、一晩以上置くので、私が起きている間はコタツ近くに置いて、あとは放置しておいた。

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昨晩

 

そして翌朝。

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ぷつぷつしてる

 

混ぜると泡がたくさん。発酵していた。

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泡立てた訳ではなく、おたまで軽くすくっただけの状態

 

ちょっと分離していたので、軽くまぜた。
愛用している中華鍋で焼く。

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ホットケーキを焼くのは久しぶり。フライパンを温めてからぬれぶきんの上で1分くらい冷まして再び火にかけてから生地を流すといい、というのを昔テレビで見たような気がするのでそれを採用。

焼き上がったら乾燥しないようにふきんをかける。

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……焼くの難しい

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左上から焼いた順番

 

右に向かって多少はマシになってきてる。
火加減を調整ながら、途中、油をまんべんなく敷くと良いと気づいた。

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最終。左上から焼いた順番

 

ちょうど真ん中のがいい感じに焼けたが、その後はまたムラが。なぜだ。

 

粗熱を取ったらあんこを乗せる。ここで前回のチーズ登場。

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これ

 

皮の上にあんことチーズを乗せて、上にまたあんこを乗せて

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皮で挟んだらラップをしてしばし休ませる。

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色とりどりのどらやき

 

完成。

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チーズどら

 

フルーツチーズの中にはドライフルーツとナッツが何種類も入っていて盛りだくさん。
あんこの優しい甘さとまろやかで少しだけ酸味のあるチーズ、他の具材も邪魔せずいい塩梅。そして弾力があってもちもちの皮よ。こんな贅沢などらやきがあるでしょうか。1点だけ、あんこの量をもうちょっと多めにすればよかったかな、ってのはあったけど、本当においしかった。5個なんてあっという間になくなる……もっと作ればよかったわ(今夜、遠方の兄が来るのだが、あげるのが惜しすぎる)。