あんぱん、むしぱん、きんつば、ぜんざい、なかしましほさん本にはあんこスコーンに月餅――。めくりめくあんこの世界。どれにしようかな。
そしたら、なかしましほさんの本にどらやきを発見した。皮の材料は粉に卵にベーキングパウダーね、ふむふむ、まあホットケーキみたいなものでしょ。その時ひらめいた。酵母を使った皮を作るのはどうだろう?
そして冷凍庫には正月用に作ったフルーツチーズが残っている。あんことチーズって相性悪くないというのをテレビか何かで見たような。
ということで昨日作ったあんこと正月用に作ったフルーツチーズとのコラボどらやきに決定。
なかしましほさんの本にはどらやきが載っていて
林弘子さんの本には酵母パンケーキが載っている。
この2冊を交互に見ながら、分量を適当に変えて皮の生地を作る。
自家製酵母を使って作る林弘子さんパンケーキは、1次発酵させる必要があるため前日の夜から取りかかった。
卵と砂糖、みりんを混ぜたら、中だねをちぎりいれて混ぜる。しかし、泡だて器で押しつぶしながら少しずつ馴染ませるものの、ダマが残ってしまって混ざらない。言うならば、卵にマシュマロを溶かすようなもの。後で気づいたが、中だねの中に卵を少しずつ入れた方が良かった。
ぜんぜん混ざらん
3㍉ぐらいのダマが溶け残っていたが、これ以上は無理なので粉を入れた。そしたら見た目は馴染んだ。
一晩おいたら卵や小麦粉に馴染むだろう。酵母は生き物だから臨機応変に対応すると思う……と楽観することにした。
本には30℃で5時間置いて1次発酵とあったが、一晩以上置くので、私が起きている間はコタツ近くに置いて、あとは放置しておいた。
昨晩
そして翌朝。
ぷつぷつしてる
混ぜると泡がたくさん。発酵していた。
泡立てた訳ではなく、おたまで軽くすくっただけの状態
ちょっと分離していたので、軽くまぜた。
愛用している中華鍋で焼く。
ホットケーキを焼くのは久しぶり。フライパンを温めてからぬれぶきんの上で1分くらい冷まして再び火にかけてから生地を流すといい、というのを昔テレビで見たような気がするのでそれを採用。
焼き上がったら乾燥しないようにふきんをかける。
……焼くの難しい
左上から焼いた順番
右に向かって多少はマシになってきてる。
火加減を調整ながら、途中、油をまんべんなく敷くと良いと気づいた。
最終。左上から焼いた順番
ちょうど真ん中のがいい感じに焼けたが、その後はまたムラが。なぜだ。
粗熱を取ったらあんこを乗せる。ここで前回のチーズ登場。
これ
皮の上にあんことチーズを乗せて、上にまたあんこを乗せて
皮で挟んだらラップをしてしばし休ませる。
色とりどりのどらやき
完成。
チーズどら
フルーツチーズの中にはドライフルーツとナッツが何種類も入っていて盛りだくさん。
あんこの優しい甘さとまろやかで少しだけ酸味のあるチーズ、他の具材も邪魔せずいい塩梅。そして弾力があってもちもちの皮よ。こんな贅沢などらやきがあるでしょうか。1点だけ、あんこの量をもうちょっと多めにすればよかったかな、ってのはあったけど、本当においしかった。5個なんてあっという間になくなる……もっと作ればよかったわ(今夜、遠方の兄が来るのだが、あげるのが惜しすぎる)。