おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

キッシュロレーヌ ~洋風茶碗蒸し、いや和風キッシュ~

「キッシュ」だけより「ロレーヌ」もつけた方がおさまりがいい気がする。

 

 

 

実は2か月ほど前に一度作って、記事も途中まで書いていたが放置。早く書かなきゃなと思っているうちに2回目を作った。

 

前に作ったのはいつだっけというくらい前なので、2か月前に作ったのが人生初といってもいいキッシュだけど、思いのほか簡単でびっくりしたので早くもリピート。

 

牛乳が苦手なので豆乳を使うレシピを検索。

www.kikkoman.co.jp

 

パイ生地がないので作る。しかしバターからやるのはしんどいので、いつもの本の中から「アップルパイ」を参照。なかしましほさんのアップルパイの生地を使わせてもらう。

 

まいにち食べたい“ごはんのような“ケーキとマフィンの本

まいにち食べたい“ごはんのような“ケーキとマフィンの本

 

粉と塩、菜種油に水というめちゃくちゃ簡単、かつさっぱりした生地。

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全粒粉入りの粉と塩、油に水

ささっと混ぜてひとまとめにして冷蔵庫で寝かせる。たったこれだけ!

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具は家にあるものを適当に

左上はうちの庭のホウレンソウ。間引いた分かと思ったらこれが成長しきったものだと母。なんとまあ華奢な。あとは家にあるもの適当。今回はタマネギ、ニンジン、ソーセージ。

 

 卵液をつくる。

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卵と豆乳

 具を炒めて仕上げに隠し味を入れる。

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彩り豊か

隠し味はこれ。

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豆乳に味噌をといたもの

最近、やたら味噌を入れるのにハマっている。うちは調味料は市販品ばかりで特にこだわりはないが(一人暮らしだったらたぶんめちゃくちゃこだわるけど、今は実家なので妥協している)、味噌だけは自家製。植物性の天然のうまみたっぷりの味噌だから、何でも入れればいいんじゃね?と思って。具材は卵液と混ぜておく。

味噌と母と父 - おやつをつくるやつ

プロセスチーズも入れる。レシピにあったのでその通りにしたが、たぶんコクとかを出すためだと思うので、別に入れなくてもよかったなと思った。

 

冷蔵庫で少し休ませた生地を伸ばして型に入れる。

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麺棒で厚さ4ミリくらいに伸ばす

使ったのは底が取れるケーキ型。クッキングシートを適当に切って敷いて、その上から生地をかぶせて角を合わせる。

 

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型に適当に入れる

雑なので厚みがマチマチ。でも何とかなる。

前回作ったとき、生地の量がギリギリすぎて中身があふれんばかりだったので、今回は倍量を作った。

 

卵液を入れる。

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色わるっ

 味噌を入れたりしているせいで色が悪い。

余熱したオーブンで焼く。

レシピでは温度を変えて合計40分で焼き上がりということだったが、1時間以上かかってしまった。生地が分厚かったり卵液の量が多かったりしたのかな。

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かんせーい!

焼く前より色はマシになってた。

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どう頑張ってもおいしそうに撮れなかった

 

 火が通ったホウレンソウの色が悪いし(仕方ないけど)、具が多すぎてなんか品のない見た目になってしまったが味はいい。食感とかを考えると、もう少し生地を薄くして、中の具を減らして水っぽさを抑えるほうがよかったかな?とは思った。

でもキッシュって外で食べたり買ったりしたら小さいのに高いんだよね。ウチで作った直径18センチの1ホールができちゃうんだよ。これ一切れ500円するって!(しない?)1ホールやったら……みたいな貧乏臭い計算をしてしまった。

 

作ってみて分かったけど、キッシュって洋風の茶碗蒸しなんだな。私は茶碗蒸しを作ったことがない。その理由というのは、小さい頃から母が作る茶碗蒸しはちゃんとした店で食べるような具が色々入っていて「茶わん蒸しとはこういうもの」というのがあり、そんなの作ってられるか、と思っていたから。

でも、基本は卵液に具を入れて蒸したり焼いたりするだけのものなのだ。今回作ったキッシュは初めてだったから、そして大人になって応用が利くようになった今だからこそ既成概念にとらわれることなく、「なんでも入れちゃえ」と適当にできた。茶碗蒸しもそれでいいじゃんね。

 

キッシュも茶碗蒸しもそれぞれの国の家庭料理でしょ?(知らんけど)なら、家であるもので適当にできて当然なのだ。

自国の料理・茶わん蒸しではなくよその国(どこ?)のキッシュを作って、新たな気づきを得た今回。キッシュは洋風の茶碗蒸しなのね……まてよ、豆乳に味噌も入れてるから和風やん。ってややこしいわ。