イチゴジャムもナッツバターも。絶賛手作り中!
うちの庭に雑草のように生えているイチゴたちが食べごろを迎えている。
甘くておいしいんだけど、毎日食べても減らないのでイチゴジャムを作ることにした。
大きいのから小さいのまで、ブサイクなやつから黄金比まで、完熟から白っぽいものまで色々。あと虫食いも多かった。穴ぽこだらけで、中にまだ潜んでいる可能性もある。苦手なので母に処理してもらおうと思っていたが、なんか忙しそうだったので仕方なく自分で一粒一粒チェック。通りすがりの母が「そんな真剣な表情、久しぶりに見たわ」と一言。そりゃそうだ、虫入りジャムだけは勘弁。泥も丁寧に落としてボウルで水洗いして……よっしゃ完璧!と思ったらボウルの底でダンゴムシが暴れていた。ひえー
前に作ったのが遠い昔なのでレシピを探す。クックパッドとか色々あるけど、今回は久しぶりなのでプロのレシピを見ましょう。ということでこちら。
辻調理師専門学校: いちごジャム:作り方
イチゴに対して入れる砂糖の量は60%。これが他のレシピだと20~30%なんてのもあるんだけど、保存を前提にするなら80~100%なんだそうだ。60%は最低限の量らしい。こんなに多いんだとびっくり。
大した量じゃないので、砂糖少な目でもよかったけど、まあ久しぶりに作るのでセオリーに近い60%弱にしておいた。
使った砂糖はいつものきび砂糖。煮る前にイチゴと砂糖を一緒にしてしばらく放置。レシピには半日とあったが、めんどくさいので3時間ほど。すると浸透圧でみるみる水分が出てくる。こうやって水分を出してから煮るって今まで知らなかったけど、確かに理にかなってる。
イチゴジュースがたっぷり出ていた。
これを強火で煮る。
アクが出てくるのでひたすら取る。昔からアク取りが好きで、カレーとか作る時もめちゃくちゃ丁寧にやっている。工夫してできるだけ上澄みだけを取るのも楽しいし、どんどんキレイになっていく様子を見るのも萌えポイント。
どのくらいやればいいのかよく分からないので、けっこう煮詰めた。やりすぎると冷えた後にカチカチに固くなってしまうのだが、熱いうちはサラサラなのでついやっちまう。
仕上げのレモン汁の代わりに米酢入れたった。
熱湯消毒したビンにパンパンに詰めてフタをしたら逆さにして冷やす。これでフタの消毒&真空にするんだっけ。
お次はナッツバター。こちら初挑戦!
先日、フロランタンを作ったんだけど、その時に大量に炒ったナッツが余っていたので思いたった。ピーナッツバターではなく、いろいろナッツバターです。
前に姫路の有名店のアーモンドバターをもらって、めっちゃおいしかったので前から一度作ってみたいなと思っていた。姫路のやつは、普通のバターとアーモンドを混ぜてるような感じだったが、レシピを調べると、普通はアーモンドバターというとアーモンドオンリーで作るものらしい。普通のバターと混ぜると用途の幅が狭まりそうだったので、ナッツオンリーでいく。
うちにあるのは、アーモンド、クルミ、ひまわりの種。少し前までカボチャの種もあったけどなくなっちゃった。よし全部混ぜちゃおう。
記事を書いていたらこんな商品を見つけた。
コストコの濃厚スプレッド『ミックスナッツバター』はカシューナッツ入りの香ばし系 – mitok(ミトク)
やっぱミックスしてるやつもあるんだね。
クルミは手で割れるほど柔らかいけど、アーモンドは固いので先に包丁で粗く刻んですり鉢でする。ヒマワリの種はクルミより固いが、小粒なのでクルミと一緒のタイミングで入れることにする。
たいていのレシピはフードプロセッサーでガーッとやっちゃうみたいだけど、うちにはないのですり鉢登場。時間はかかるけど香りは断然いいんだってさ。
適当なところでクルミとヒマワリの種も入れる。
10分ちょいくらいしたらかなりペースト状になってきた。最後に菜種油と塩を入れたら完成。砂糖とかハチミツとか入れて甘めバージョンにしてもよかったけど、料理にも使いたいから今回は塩味で。菜種油の量をどのくらいにすればいいか分からず控えめにしたら、固めに仕上がってしまった。
完成☆
ナッツバターはザラザラ食感が残り、固めなのでパンには塗りにくそう。柔らかくて扱いやすい市販品のピーナッツバターとか練りゴマは、後でだいぶオイル入れてるんだろう――手作りしていると、こういうことに気づく。柔らかくしたかったら、使用直前にオイルと混ぜてもいいかもしれない。あと、いつも練りゴマで作っている担々麺にも使ってみよう。
イチゴジャムは甘みだけでなく酸味もバッチリ効いている(米酢の酸味じゃないよね)。食べなれた市販のやつと比べて、イチゴの主張が強くてパンチが効いてる。やっぱ手作りいいね! ついでに露地物、正真正銘・旬のイチゴだよ!
ところで昨日、「グレーテルのかまど」の録画を見た。
「エルヴィス・プレスリーのサンドイッチ」。これがすげーエゲツナイやつで、3枚に切ったパンにピーナッツバター、ブルーベリージャム、もっかいピーナッツバターとたっぷり塗った中にカリカリベーコンを挟むという……うわーアメリカンやな、どんな味やねん、でも気になるー!
www.nhk.or.jp
料理番組「グレーテルのかまど」 - おやつをつくるやつ
そして私が今日作ったのがコレって……運命感じる。ナッツバターは前から作りたかったし、イチゴは大量にあったのでほんとに偶然ではあるんだけど。エルヴィスが背中を押したのはあるかもしれない。さあて、サンドイッチ(疑似)作るべきか――。
【5月16日追記】
翌日、疑似エルヴィスのサンドイッチを作った。
ピーナッツバターの代わりに、ミックスナッツバター
ブルーベリージャムの代わりに、イチゴジャム
カリカリベーコンの代わりに、ちょっとカリカリソーセージ
全部少しずつ違うわけだけど、ま、いいじゃん☆
パンもこないだ作って冷凍していた自家製天然酵母パン(ナッツ入り)。うーん贅沢。
さてお味は――甘さ控えめのミックスナッツバターにジャムの酸味と甘みがマッチ。そしてソーセージの旨味と塩味がマッチ……してる? いや、合わない。というか私の好みじゃなかった。ナッツバターはいいかもしれんけど、イチゴジャムとソーセージは合わせなくてもいいかなと思いました。ベーコンでもたぶん一緒でしょう。
と、ここまで書いて気づきましたが、そういや甘いおかずはもともと苦手でした。酢豚にパイナップルとかナシ派です。いや待てよ、そういやマックグリドルは一時期ハマってたな。どっちでもいいや。