チョコの祭典バレンタイン。
毎日のようにお菓子を作り、最近は無意識にバレンタインに影響されていたのかチョコ菓子もよく作っていたので、バレンタインだからと言って今更作る必要もないだろう。
と思っていたのだが、食に貪欲な父が町の雰囲気やらCMにうまいこと流されて「今日バレンタインなんやって」と言ってくる。「別に今さらチョコじゃなくてもいいやろ」というと「まあそうやけどな」と引き下がったが、少しさみしげな様子。……仕方ねえな
しかしすでに時は夕方。しかもなぜか母に勝手に晩御飯の焼きそばを作ることに決められたから時間もない。やる気が起こらん。
ブラウニーもチョコケーキもチョコバーも作った。あー何にするかねー
と本を見ていて目に留まったのがタイトルにあるお菓子。
簡単そう。決まり。
さて、ショートブレッドという名前を聞くと、お菓子に詳しくない人ならば「小さいパン？」 と思うだろうが違う。超簡単に言うと、分厚いクッキーのこと。
ショートブレッド - Wikipedia
「ショート」ってのが「サクサク」という意味らしい。日本でいう「ショートケーキ」がヨーロッパでは違うものというのは知っていた。ヨーロッパでショートケーキというとクッキーを使ったものも指す、とのこと。クドそうなケーキだ。
今回はこのヨーロッパ由来の分厚いサクサククッキーのチョコバージョンを作る。
先日使って切れていたココアを新たに買ったのでそれを使う。
ココアはやっぱり森永☆
粉に砂糖、ココアをいれて
油を入れて
ぐーるぐる。
水も加えるとまとまる。
動物園のゾウのところに落ちてそうやなー甥っ子たち見たら喜びそうやなーなどくだらないことを考えていたら、チョコ入れ忘れた。
あぶねー
こちらは富沢商店のスイートチョコ。最初からダイス状なのでそのまま入れる。少々、サイズが大きいけど、まあいっか。
オーブンシートに手で円形に広げる。
レシピに書いてある直径１６㌢までなかなか広がらない。手では限界だったので麺棒を使った。
周囲のひび割れが気になるが、まあいっか。
スケッパの代わりにコテを使って、放射状に切れ目を入れる。入れたいが、線上にあるチョコが邪魔で難しい。そこに必死になりすぎて
気づいたら大きさがかなり不平等になった。まいっか。
竹串でブスブス穴をあけてオーブンで焼く。低温でじっくり。
まわりが黒いのが、チョコの色のせいで分かりにくい。たまに焼き色を確認していたが、目視だと気付かなかった。こうして写真に撮って初めて気づくこともある。
さめてから切り分けたら、固くてバキバキ割れてしまった。なんてこと。
パズルクッキーに名前変更しようか
くそー悔しい。
こましなのを選んで盛り付ける。
ましなのもひどい
触感はサックサク！ バターたっぷりのショートブレッドよりポリポリ。ココアのビターな感じとちょっと甘いチョコ。カカオがたっぷり味わえる。のはいいが、端っこの黒い部分の焦げのビターさもあり。長時間焼く分、焼きすぎには要注意だ。広げた時に端っこが薄かったりヒビが入ると、やはり火の通りが早くなってしまい、結果焦げやすい。
まいっかで作るのはよくない。
テレビを見ている父に完成品を出すと、「ん？ ああお菓子か」と上の空で言ってきたので「バレンタインやろ」と強調したら「おお、」やったー、みたいな顔を一瞬した。が、またテレビに顔を戻して「うまい！」と一言。ホンマかいな。
私がお菓子を作りすぎてありがたみがなくなっている。いーけどさー
冷蔵庫に放置中の元だね約２００㌘から５０㌘をとって粉１００㌘と水５０～６０㏄を入れて中だねを１時発酵。今朝から冷蔵庫で熟成中。明日あたりパンかお菓子か作るかな。
