なんとなくカステラを作ることにした。
カステラといえば、長崎旅行のお土産か、親が元町のカステラ屋でたまに買ってきてくれるのを食べる。
長崎屋本店|神戸・元町の長崎カステラ専門店
しょっちゅうこのお店の前を歩いていて老舗っぽいなとは思っていたが、明治35年創業とは知らなかった。こだわりもすごいらしい。HP見てたら普通に食べたくなってきたので今度買おう。
今日はなかしましほさんのレシピで作った。
ジャパニーズスポンジケーキであるカステラの材料はいたってシンプル。
卵と砂糖、粉。これらで作ったスポンジケーキはとりあえずカステラと言っていいのかなと思う。レシピによってざらめ、水あめ、みりんなど甘味に使う材料が少々違うらしい。またネットで見かけるレシピは30×30×5㌢くらいの大きいサイズのレシピが多く、そうすると卵が6~10個と大量に使う。
そんな中、なかしましほさんが使う甘味はきび砂糖、黒糖、はちみつとなかなか珍しい組み合わせ。そしてサイズは15×15×5㌢くらいで使う卵は3つ。家族3人で1、2日で食べる切れる感じに収めてくれている。こういう少量でできるレシピがうれしい。お菓子の場合、少量だけ作りたいからと言って単純に分量を減らすとうまくできない場合もあるので。
まずはちみつが結晶化してしまっているのでお湯につけて溶かす。
温泉はちみつ
いつも通り卵泡立てようと卵を取り出すと……なんか小さい気がする。割るとやっぱり小さい。これSサイズだな。
買い物はセール好きの母に任せているので、日によってLとかSとかてんでバラバラ。
3個使った場合、LとSで下手すると1個分くらい分量に差が出るが気にしない。なんとかなるっしょ。
きび+黒 砂糖を入れて
ハーフ&ハーフ よりはきび砂糖多め
湯せんにかけながら泡立て
菜種油、はちみつ、豆乳を混ぜたものを入れたら粉をふるいながら入れて混ぜる。
この卵のスポンジケーキを作るお菓子のときは、いつもここで苦戦している。粉がダマになってきれいに混ざらない。しかし混ぜすぎると泡が消えてしまうので、きれいさよりも泡を優先している。
でも今日はしっかり混ぜてやる! と張り切ってやりまくったら、泡が消えてだいぶカサが減ってしまった。
型に流す。
20×20の型なので生地の量に対してかなり大きめ。
オーブンで焼く。
ふくらむのを期待したが型から出すと厚さ2~3センチ
薄っ
黒糖の甘くて濃い香りがしっかりしているのに加え、きび砂糖とはちみつも味に奥行を出している。触感はふわふわではあるが、売り物のカステラに比べると乾燥している感じもする。以前作ったときは特に乾燥は感じなかったので、これは私が選んだ型が大きすぎて水分が飛びすぎたせいかもしれない……。口の水分がちょっと持っていかれる。食べながら、先日テレビで見たスポンジボブを思い出した。
そして、泡が消えるのもいとわずに一生懸命混ぜた割には粉がダマで残っていた。
こんな風になる
ネットで調べると混ぜ方のコツなど書いていたので、次はそれを見て真面目にやってみることにする。
売り物のカステラのしっとり感が恋しいものの、ちょっときつめの甘さが苦手だったりするので、控えめのこっちのほうが好み。
食べて10分もすると忘れそうなくらい素朴でさっぱり、控えめだがなんか手が伸びちゃう、ほのぼの系和美人スイーツ、それがカステラ。
<今日の反省とやってみたいこと>
・型は生地の量に合ったものを使うべし。
・みりんとか水あめ入りとかも作ってみたい。
今回は書くことないから気乗りしなかったが、書き始めるとそれなりの量になった。