お正月はフルーツチーズとワインで一杯。
おやつというよりおつまみなんだが、甘いから半分おやつということで。
年々、母が作るおせちの品数が減りつつあるが、それほど寂しいとも思わない。料理好きでない母は、体力的な問題だけでなく気持ち的にも無理をしなくなってきた。その変化は悪くない。私としても、雑煮さえあればいい。
その代わりに元旦の私の負担が増える。切り替えがヘタクソな母は、孫の相手を始めたら料理をしなくなる。ご飯の時間が大幅に遅れたことが何回かあって以来、料理が必要な来客があった時(ほぼ孫が来る時)は、私1人で台所を担当することにしている。もっとも、長時間にわたるおしゃべりとか子どもの相手は疲れるので、周りが盛り上がっている横で黙々と料理を続けるのは性に合っている。
元旦のメニューは、スキヤキにアクアパッツァ、千枚漬けとサーモンのつまみ、フライドポテト、あとは事前に母が作ったおせち。
当日の作業を減らすため、ワイン好きの私と義姉用おつまみにと、大晦日に紅白を見ながら1品前倒しで作った。
今日は参考レシピもくそもない。一応、いくつかネットで見てみたが、クリームチーズと混ぜて固めるだけ。具材の量もレシピによってマチマチ。要はチーズが固まるなら何をどれだけ入れてもいいのだ。
ということで必殺目分量。
ナッツ:くるみ、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ
フルーツ:いちじく、レーズン、みかんピール
ナッツを炒ってざくざく粗く刻む。ドライフルーツは少し余った
母に頼んで買ってきてもらったクリームチーズ。
これ、パンに塗る用じゃないの?
「だってこれしかなかったもーん」と母。
ゆせんにかけて柔らかくする
料理用というか、塊で売っているものに比べてかなり柔らかいように感じた。パンに塗るのが前提ぽいので、チーズの率が違うのだろうなと思う。やはり塊の方がいい……とは思ったが買ってきてもらったので文句は言うまい。
気持ち、丁寧に作ってみた。
泡だて器で混ぜる
隠し味?にメープルシロップ
思いつきで大さじ1弱くらい入れてみた。泡だて器で混ぜる必要性も特にないかもしれないが、空気を含ませたら多少ふんわり仕上がるかなという期待を込めた。
具を混ぜたら
ラップに包んで冷凍庫へ。
一晩おいて食べる前に切り分けよう。と思って包丁を入れると固すぎてぼろぼろ崩れたので、少し冷蔵庫で戻した。
太陽のフルーツチーズ
こちらの写真は元旦パーティー終了後。最中は写真を撮る暇もなかったので、みんなが帰ってから残っていた1かけらを小皿に乗せた。ガラスのおちょこに入れたささやかなワインと一緒にちびちびいただきました。
撮ったときは意識してなかったけど、小皿の模様と相まって太陽みたいな見た目になった。岡本太郎みたい。元旦ぽくていいじゃん。