お正月が終わったら、食事系は節分、そしてスイーツ系はバレンタインに模様替え。
ついでに南京町は春節祭。
先日のブラウニーが今朝も少し残っていて、朝ごはん替わりにパクパク食べていたら向こうの部屋から「残しておいてよー」と母の声。手元を見るとラスト2個だったので手を止めた。
チョコレートブラウニー - おやつをつくるやつ
間もなく私は用事のため外出したので、その後どうなったか知らない。無事に母が食べたかもしれないし、父がこっそり横取りしている可能性もあった。そうだとしたら若干後ろめたいので、あとでチョコ菓子でも作ってやるか、なんて考えていたらいい案が浮かんだ。母はロイズ(北海道の有名チョコブランド)のフルーツバーが好きだったはず。最近は買ってないが、頑張ったら近いのを作れるかもしれない。
フルーツバーチョコレート[6本入]|ロイズ(ROYCE')公式オンラインショップ
久しぶりに見たらパッケージが変わってた。けっこう値上げした?
ロイズのフルーツバーとは、ストロベリーチョコをベースに、ベリー系のドライフルーツやフリーズドライ、あとサクサク感が出るパフが入っていて、ベリー風味がたっぷり楽しめる贅沢なチョコバー。
ストロベリーチョコは必要不可欠だけど、他はできるだけ家であるものでまかないたいところ。でもベリーのフリーズドライとパフくらいは買った方がいいかな? など、どうすれば一番簡単にフルーツバーを作れるかについて、歩きながら考えていた。
一通りの用事を済ませたら、製菓材料店「冨澤商店」へ。近くを通りがかると必ず立ち寄るおなじみの店だ。店に入ってストロベリーチョコを探していたら、偶然、抹茶チョコが安く売っているのを見つけた。抹茶は好きだが抹茶チョコは単体で買うほど好きではない。こんな機会でもなければ買うこともないので、予定を変更して抹茶チョコをゲット。食べたことはないが、ロイズにも抹茶のチョコバーがあるらしいし。「母の好物」という大前提はどこかへいってしまったが、また次の機会にでも。
問題はパフだ。50㌘で200円くらい。特に高くはないが、他に用途もないのに今回だけのために買うのもなんだかシャクだ。途中にお菓子屋さんがあればポン菓子を探すつもりだったが、見つからなかった。ということでイチかバチか、家にある煎餅を試すことにした。実は出かける前から煎餅、ポン菓子、パフで検討していて、実物のパフを見てピンときたものに決めるつもりだった。煎餅だと塩味が多少邪魔かもしれないがまずは試して味をみよう。
ということで家にある古い本(絶版)を参考に適当レシピ。
<材料>
抹茶チョコ 200㌘
煎餅 約45㌘
好みのナッツ 約100㌘
ナッツがいっぱい。ボウルに入っているソラマメみたいなやつは抹茶チョコ
我が家のナッツに新しい仲間が増えた。左端のカボチャの種と右から2つめのヒマワリの種。数日前に母がコストコに行ったので、なんかいいナッツがあればよろしくと頼んだらこの2つを買ってきた。ヒマワリはナッツの中でも安いのでたまに買うことはあったけど、カボチャは初。しかしどちらもチョコに入っているのは食べたことがなく、クセとかないかなと思いながらも試してみることにした。その他はアーモンド、クルミ、カシューナッツ。この3つはチョコ菓子でもよく見かける。
配合は適当に合わせて150㌘くらいを炒って粗く刻んでおく。
煎餅は袋に入ったまますりこぎで叩いて砕く。
できるだけ細かく
今日はテンパリングに挑戦する。テンパリングとはチョコを溶かして固める際の細かい温度調整のことで、うまくいくとツヤが出て口当たり滑らかになるらしい。普段からよく作っている焼き菓子だと生地に混ぜてしまうので関係ないのだが、こういうチョコが全面に出てくるお菓子では大事。……と言いながら、面倒なのでこれまで一度もやったことはない。ブログに書くことだしせっかくなのでやってみる。
チョコに温度計をさして湯せんにかけて溶かして、24℃まで下げたら27℃まで上げる。
……予定だったがチョコの温度がなかなか下がらない。湯から外してひたすら混ぜても温度計は24℃にならないのに固くなってきて、仕方ないから温度を上げて27℃で湯から外そうとしたら29℃くらいになった。めちゃくちゃ集中していたのに、ここら辺りでどうでもよくなった。
ナッツと煎餅を投入して混ぜたら型に流す。
20×20㌢の角型を使うつもりが、予想より量が少なかったので、パン型を入れて空間を詰めた。
20×10×1㌢くらいのサイズになった
寒いところに放置して固まったら切る。
1㌢幅で切る。ひび割れしたりして難しかった
試食すると、予想以上においしくできていた。ナッツ5種類が抹茶の風味を消さないか心配だったがまったくそのような事はなく、引き立て役に徹していた。また煎餅が塩昆布風味だったらしい(チョコに入れた後で聞いて焦った)ので、これまた変な味になっていないだろうかと思っていたが、まったく分からず。サクサク感だけはしっかりあってパフの代役を見事に果たした。テンパリングは、結局うまくいったのかどうかよく分からなかったが、さほどきにならない。結論、抹茶チョコバーおいしい!
この調子で普通のチョコバーとフルーツチョコバーも近々作ってみたい。