おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

製菓器具をそろえずに作り続ける

 

 

 

初心者じゃないけれど持っている製菓器具は初心者に近いわたしが愛用しているマスト製菓器具をご紹介。

 

 

 

少し前の記事でも書いたけれど、お菓子づくりが趣味の割には代用品でつくっている。それでも味はプロ並みと褒められるので(焦がさなければ)、器具は関係ない。型によってソレがないと難しいというのはあるけれど、専用器具の多くは便利なだけで必須ではないのだ。

 

別に頑固になる必要はないのだけれど、モノが増えるのが嫌なんだよね。あと、毎日作るわけじゃないので、使用頻度と折り合いをつけて、どうしても欲しいものだけ買ってる。

 

そんなわたしのマストアイテムはこちら。

 

マストアイテム

泡だて器

アナログ泡だて器たち

もちろんアナログ。いいやつはホネ? が多いけれどうちのは母の嫁入り道具なので12本しかない。しかし実はもう1本ある。それはコイル状になっているため、泡立ちやすい。白身を泡立てるときはこちらを使う。うち以外で見たことないんだけど。

 

ハンドミキサーがあったら便利だよねー欲しいかもねーと思いつつ、未だに買っていない。理由は、母管轄のキッチンは無駄なものが多いため、これ以上大物を増やしたくないから。もう少し片づけてもいいなら買うかな?

でもわたしの作るお菓子のジャンルとハンドミキサーの使用頻度を考えると、別にいらないかな? というギリギリの線なので迷っているというところもある。

 

めんぼう

すり棒時代は難しかった

これは5年くらい前に買った。やっぱりクッキー生地を伸ばすときには重宝する。しかし、昔は持っていなかったので、なんとすり棒で代用していた。太さが不均一であるため絶妙な力加減が求められる。何とか工夫していたがさすがにこれはキツイかもしれない。代用するならサランラップの芯棒でも使うほうがまだいいですね。

 

木べら

ゴムベラを持っていないので全て木べらで代用。むかしゴムベラを持っていたのが、熱で曲がってしまってその後買っていない。いまはシリコンのいい感じのがあるので買えばいいんだけど、木べらでも全くもって困らないので買ってない。

ちなみに木べらといいつつ、木しゃもじ。フチが丸いのでちょっと使いやすい。誰かにもらったのか、なぜか那智大社のしゃもじ。ご利益ありそう。

木製ということで、乾燥したまま使うと生地の水分を吸ってしまうため、使用前に湿らせている。

 

ザル、裏ごし器

目の細かい裏ごし器は大変

母が若かりし頃に対して作らないくせに買った目の細かい裏ごしがあるのでたまにつかっているが、なくても全然困らない。スイートポテトやらかぼちゃのナントカで裏ごしを使うと、それはもう素晴らしい口当たりになる。しかし目の細かい裏ごしは作業が大変すぎるため、そこまでこだわるべきかは悩ましいところである。一方、目の粗いザルは口当たりもザラつくとはいえ、それで十分じゃないかな。

粉を振るうときは、少しだけ目の細かい、やはりザルを使う。

 

ミニパン型

小さい食パンを焼くときと、パウンドケーキやチーズケーキを焼くときに使う。パンの方はパウンド方より一回り以上大きいため、これでパウンドケーキを焼くとやや平べったくなってしまい、少々見栄えは悪いのだが。まあいいか、ということで。

2個もあるミニパン型



18センチ角型

なんとなく買ったけど、何で買ったんだっけ……?

中途半端に大きいので実は使いづらいのだけど、スティックのチーズケーキやブラウニーを作る時はコレ。四角いスイーツを作る時はミニパン型を使うことが多いけど、それだとブラウニーとかが分厚くなるんだ。だから買ったんだったけかな。

角型の方が好み



丸ケーキ型18センチ

丸いケーキを焼くのにステンレス製を購入。初代はフッ素加工を買っていたけれど、フッ素に抵抗があったのですぐ処分した。昔は良く焼いていた丸ケーキだけど、今は意外と使わない。わたしが角が好みということもあって、意外とミニパン型の方が出番が多い。

なくてもいいけど買ったもの

繰り返し使えるクッキングシート

エコの観点から購入

 

タルト型、シフォン型

比較的、最近買った型たち

タルト型はそれまでグラタン皿を代用していたが、なんとなくほしくなって購入。ただサイズが小さいので、パイなどを焼くときは相変わらずグラタン皿を使用。

シフォンケーキだけはこれがないと焼けないと思うんだけど、どうでしょう。あんまり焼かないからどうしようかなと迷った結果、どうしてもシフォンケーキが食べたかったので購入。今のところ2,3回しか使ってないけど、まあ一生モノということで。

 

京都の刃物店のクッキー型

高級なだけあってエッジがいいんだよ

錦市場の刃物屋さんにて。なんか良さそうなので思わず買ってしまった。

 

カヌレ

いま執着しまくっているカヌレ型はこちらもコレがなきゃ無理。カヌレの難しさを知らないまま銅製のいいやつを買ったが後悔はしていない。シリコン型を買うか……?

 

軽量スプーン

わたしが生まれる前からある、大さじ・小さじ・小さじ2分の1の3本一組を使い続けている。

軽量カップ

数年前まで米を測る180CCまでの軽量カップを使用していた。目盛りが20ccごとしかないので若干不便だけれど頭の体操になるので良いと思います。別にケチなわけではなく、さほど必然性を感じなかったのです。がしかし、いつか忘れたけどなんとなく500mlを購入。お菓子を作るよりコーヒーを落とす容器として使うことの方が多い。

 

洗い物がめんどくさくて軽量カップを使いたくない時は、50ccくらいなら軽量スプーンを使用することも。ここで注意するのは、軽量スプーンだとスプーンに付着した分量の影響が大きいため、一回ずつ手でスプーンからこそげ取る必要がある。

水は粘性がないけど、油とかだと2,3杯でけっこうな誤差が出るため。しかし、こそげ取るのはめんどくさいので、ここでまた目分量が活躍。スプーンにこびりついた分量をおおよそ決め打ちして、その分を後程足す。例えば大さじ3杯のところ、大さじ3.5杯にするなど。ただ、その量が多いほどズレてくるためあまりオススメはしない。実際、わたしも油を入れすぎるなどけっこう失敗している。

この技は、なかしましほさんの動画を見たときにやっているのを見て「なるほど」と盗んだ技だ(技ってほどでもないけど)。

 

 

頑なに買わないもの

ロールケーキ型

あった方が便利には違いない。でもわたしが作る頻度に対してあれを買うにはでかいし邪魔なのでいらない。ある程度のサイズがいるし、ロールケーキ以外に使えないよね? バットにするには大きすぎるし深さもない。

わたしが作る時は、使い捨てのクッキングシートの角をホッチキスで止めるだけの雑な即席型を作っている。それで十分。

 

捨てて後悔したもの

ブリキのクグロフ型・パウンド型、クッキー型数種類

一時期、お菓子を作らない時期があってごっそり捨ててしまった。こちらは母が若かりし頃に買ったものたち。なくても大丈夫だけれど、そこそこいいやつだったので、もったいないことをしてしまったわ、と後悔。しかし時すでに遅し。

 

まとめ

こんな感じでしょうか。

最低限というほど吟味してはいないけれど、お菓子作りが趣味の割には、器具は少な目かなと思う。しかし、専用器具というのは便利だけれどそれだけで味に大きく影響するものは少ない。やはり見た目は影響するけれど、そこまでこだわるようになったら買えばいいんじゃないか、と思ってる。

 

エコとかエラそうに言う気はないけれど、邪魔なものは増やしたくない。便利グッズは手入れもめんどくさいもの。ハンドミキサーが欲しい気もするけど、どうせ買うなら絶対に妥協せずにいいものを買うので、そこまでして必要か? など思っちゃう(めんどくさいタイプ)。

 

しかし、焼き菓子においてオーブンは大事だ。カヌレづくりを始めてからつくづく思う。

こればかりはわたしの努力ではどうにもならないので、メーカーの技術に頼るしかない。前回壊れた際、何も考えずに電機屋にある適当なものを選んでしまった。後でよく考えたら、どの家電量販店のチラシを見ても必ず値下げしてるメーカーなんだよね。つまりあまり売れていないということだ。大企業だからって性能が良いとは限らない。次買うとしたらシャープかガスオーブンにしようか。

ガスオーブン高いけど、火が命のお菓子において、ここにお金をかける価値はあると思うのだ。