本日3品目のお菓子は甥の為に。
正確には、今日作ったのはバターサンドとこちらの2品だが、ブログとしては1日で3品分を書いた。
酵母バターサンド(試作) - おやつをつくるやつ
遠方から来ている兄が明日、仕事先から直帰するとのことなので、毎回恒例になっている私のお菓子を甥のために持たせてやりたい。しかし急だったので、こんなにお菓子を作っているにも関わらず甥に不向きなものばかり。クルミの渋みが苦手な子なので抹茶チョコバーは無理だし、バターサンドはラム酒が入っている。なんてこった。
抹茶チョコバー(試作) - おやつをつくるやつ
バナナケーキはここ最近作りすぎて飽きたので、今日は初めてのお菓子、超絶簡単アップルパイ。でもアップルパイと言われて浮かぶイメージと違い過ぎる。写真を見る限り「リンゴ乗せパイ」の方がしっくりくるが、響きがイマイチなのでアップルパイにしておくか、ということにしたんでは。
参考レシピはこちら
まずはパイ生地づくり。
レシピを見てびっくりした。こんなにも簡単なパイ生地は見たことがなかったから。
ざっくり説明すると、バターに牛乳(の代わりに実際は豆乳を使った)を加えたボウルを湯せんで溶かし
湯から外してとろりとするまで混ぜたら(かなり混ぜたが何がどうなったら「とろり」なのか分からなかった)小麦粉の中に入れて混ぜるだけ。
以上おわり。んなアホな。
普通のパイ生地作りだと、まずバターは冷たいまま使うはず。少しでも溶けてきたらすぐ冷蔵庫に入れましょう、ってくらい神経使うのになんだこれは。これでいいんなら今までの苦労はなんなの。パイ生地とか言いながらサクサクせえへんやつやわ。と猜疑心丸出しにしながら手を動かす。
しかも見た目も固さもベシャメルソースの初期段階やん! と突っ込んでからよく考えたら、材料からしてそのものだった。大丈夫なんかこれ。
ラップして冷蔵庫で休ませたら麺棒で伸ばす。
リンゴの薄切りを乗せて、砂糖を振ってオーブンで焼く。子ども用なのでシナモンなしで。
焼き上がったら粗熱を取って切る。
切ったときにサクっという感覚がした。お? 意外とうまくできているのか?
期待せずに試食してみると――うまい……! 生地はサクサクでパイ生地そのもの。リンゴの酸味と甘みがじわり。そしてクラッカーみたいに薄くて食べやすい。なんでなんで? と思いながらも夜中だというのについ2、3枚食べてしまった。なかしましほさん、疑ってすみませんでした。
見た目が地味すぎておいしそうな写真を撮るのに苦労したのだが、今見返してもやはり伝わらない気がする。かなりシンプルなレシピなので、想像力豊かな人なら大体の味は分かるかもしれない。そう、それ。
実はこちらのレシピ、全く別の料理家の古い本にもほぼ同じのが載っていたので、私が知らないだけで意外とポピュラーなのだろうか。ちなみにそちらの本では冷凍パイシートを使用していたので、お菓子作りをしないひとでも簡単においしく作れる。
今日はできたてを食べたけど、明日はサクサク感どうかな。明日、残っていたら試食してみよう。
そして今更、兄に持たせるためのラッピングが難しいことに気付いた。兄は明朝にうちを出て、仕事をしてそのまま妻と子が待つ我が家へと帰る。つまり、一日中持ち歩くことになる。そして荷物はでかい仕事カバン1つ。今までのお持たせはパウンドケーキが多く、形はまだ崩れにくい方だったが、これは危ない。パイ生地で割れやすい上に、表面は少々べたつく。普通のOPP袋? にそのまま入れたら、帰宅して開けたら無残な姿になりそうな予感がする。これ、お持たせ向きじゃないかもしれない。
持って帰れないなら頑張って夜に作った意味が……やめた、明日起きたら考えよう。