使う乳製品はクリームチーズのみ。
先日のビスケットで買ってきたチーズが中途半端に残ってしまったのでチーズケーキを作ることにした。
おやつ3連発 - おやつをつくるやつ
約100㌘。
どのレシピを見ても最低200㌘からのしかない。スフレチーズケーキなら100ちょっとでできそうだけど、今日は濃いのを作ることにした。乳が苦手で普段は口にしないのだが、たまに食べたくなるときもあるもの。
クリームチーズ200㌘ちょっとを使うレシピを全部半量にして作ることにした。
参考にした本は過去に何回か出てきている現在絶版のレシピ本。
約20年前の本 とにかくたくさん載ってる
とその前に。土台のクッキーを作る。
チーズケーキの土台というとクッキーを砕いて溶かしバターを混ぜて底に敷き詰めて――というのが一般的だが、型にピッタリサイズのクッキーがないからやるわけで、クッキーそのまま使えるならそれでいいのだ。市販のビスケット買ってきた方が早いやろ、というのはナシで。徒歩5分の場所にスーパーはあるが外に出たくない。バター使わなくて済むしね。
土台のレシピはこちら。
安定のなかしましほさん
表紙の写真にもなっているこちら「天板クッキー(全粒粉のビスケット)」。レシピの説明にも「タルトの土台やケーキに添えるプレートにしたり」とあるように、シンプルなクッキー。てことはチーズケーキの土台にももってこい。
材料は薄力粉に全粒粉に砂糖に塩、炒ったクルミ。
めんどくさいときはクルミを省く
油を入れて豆乳いれて混ぜてまとめて伸ばす。が、大ざっぱに計量したら生地がべとべと。油入れすぎた? そんな時は練らないように切って重ねてを繰り返すと多少ましになる(と、なかしましほさんの本にある)。
型のサイズに生地を切り、余った生地は横で焼いちゃう。
フォークでぶつぶつ穴あけ
ここからはチーズ生地づくり。
クッキー用に予熱していたオーブンの上に置いて柔らかくしたクリームチーズ100㌘ちょっとに砂糖を入れて混ぜて、卵黄を入れて混ぜる。
ここでアレンジ。うちの中だね(酵母)を隠し味? に入れてみた。
10㌘くらいをちぎりいれ
実はレシピにはサワークリームとあったのだが、クリームチーズにサワークリームってクリームクリームせんでもええやろ、と思ったので買わなかった。が、おそらく味に深みを出すためのものなので、余ってる中だね入れたらいいんじゃね? というアイディアが浮かんだ。材料は粉と水ではあるが、同じ発酵食品だし膨らんでもくれる。一石二鳥。おいしくなるかは分からないけど、味の邪魔にもならんだろう。
本当なら卵を入れる前に加えるべきだった。あまりに生地が柔らかいと中だねは溶けにくい。結局、少々ダマが残ってしまったが仕方ない。レモン汁代わりに柚子汁を大さじ1――のはずが手が滑って大さじ2くらい加える。「コーンスターチ少々」とあったがコーンスターチは切らしていてないので、片栗粉少々。にしても「少々」ってなんだろう。塩以外で見たことないんだけど。
別で泡立てた卵白と合わせる。
そうこうしているうちにクッキー生地完成。
いい焼き色ですこと
チーズ生地を流し入れたらもう一回オーブンへ行ってらっしゃい!
できた
ちょっと焼きすぎた(このセリフいつも言ってる)。レシピ本によると「中心に亀裂が入れば出来上がり♥」だそう。分量まったく守っていないのでどっちでもいいやと思っていたけど、うっすら亀裂が入った。
手前にあるのは土台のクッキー
いいんじゃないでしょうか。写真にある謎の空洞は酵母の仕業かな? 卵だけでこんな風にはならないだろうと思う。写真では見えないが、ところどころ酵母の塊が見られた。
チーズ率高めのザ・チーズケーキではあるが、味はさっぱり。バターなし、サワークリームなし、生クリームなし、入っている乳製品はクリームチーズのみ。ケーキ屋さんで買ったら物足りないだろうけど(勝手なもんだ)、家の残り物で作るならちょうどいい。
チーズ生地の量に対するクッキーの厚さも結構あるのも自家製ならでは。十分おいしいものができました。
たぶんチーズケーキは最低限、クリームチーズと砂糖と卵さえ混ぜて焼いたら、とりあえずそれらしいものができそうだと思った。