おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

柿のパウンドケーキ

昨日に引き続き、柿のお菓子を作る。リベンジ!
柿感をもっと出したパウンドケーキを目指す。

 


レシピはなかしましほさんの本から、ニンジンのパウンドケーキを参照。

 

まいにち食べたい“ごはんのような“ケーキとマフィンの本

まいにち食べたい“ごはんのような“ケーキとマフィンの本

 

 

ニンジンの代わりに柿をすりおろし、レーズンの代わりに干し柿を入れることにした。
干し柿も家で作ったやつ。ちょうど先週出来上がったところだ。

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できたて

 

柿のお菓子というやつを昨日初めて作ってみて、柿自体の風味が弱い気がした。甘味はものすごく強いのだけど。だから柿のお菓子はあまりないのだろうか。生で使うならまだしも、火を通すとジャムでもない限り柿の存在感がよく分からないのではないか、なんて思った。

 

t-syun.hatenadiary.jp

 

ニンジンケーキのレシピをアレンジするに当たって、柿の分量を増やすことにした。ニンジンと比べると、柿の方が糖度が高く水分量も多い(たぶん)。ということで砂糖を減らし、水分量はレシピにある豆乳の量を減らすことで調整する。

ちょっとでも風味を出すため、柿は皮ごとすりおろす。完全無農薬だしね。今日は生地に混ぜ込むので裏ごしまではしない。レシピにある約1.5倍の量を入れた。

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ここで思いを巡らせる。果物の中でも柿だけは昔から家の軒先にあって、ほったらかしにも関わらずたわわに実をつける。そして甘くておいしい。庭でリンゴやらミカンができたのであげます、というのは今までないが、柿だけはものすごい量をいただく。果物の栽培って難しいイメージだけど、柿は簡単なのだろうか。

 

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べっぴんさん

 

考え事をしていたら、砂糖を減らすのを忘れてレシピ通りの分量を入れてしまった。まあいいかと生地を作ると、普段作るパウンドケーキの生地よりサラサラしている。水分量が多いということだ。そもそも卵はLを使っている上に、柿の水分量を見誤ったようだ。粉を足すか迷ったが、そのまま焼いてみることにした。

 

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色はあいかわらずきれい

 

40分ぐらい焼く。

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断面。

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深みのある橙はニンジンとはまた趣が違う

 

粉は薄力粉と全粒粉を使っていて、今回はベーキングパウダーで膨らませているのでずっしり重く密度が高いケーキ。一口ぱくりといただくと…水分がちょっと多かったな……。ギリギリ許容できる範囲ではあったが、保存には向かない。豆乳少な目、油分は菜種油なのでさっぱり。柿そのものの甘味が広がり、全粒粉のざらざら感もあいまってヘルシーなケーキ。

 

柿の風味は、正直よくわからなかった。ほかのケーキと食べ比べでもすればいいのかもしれない。次に活かすとすれば、煮詰めたものを使うかな。

柿に飽きたと言っていた皆も柿スイーツを2日連続で食べたので、明日は久しぶりの普通の柿がおいしく感じることでしょう。