普段のお菓子作りは週1~2回だが、ブログを始めて張り切っているのと、今日も来客用に作るという口実ができたので2日連続になった。
寒くなるとチョコが食べたくなる。夏は食べる気がしないんだけど、体を温める成分とか入ってるのか。血圧が云々とか?
ナッツ好きの母が「ナッツのクッキーがいい」というのを無視して、チョコ系のレシピを探してパラパラとページをめくる。今日は6冊ある”なかしましほ”さんのレシピ本から「まいにちおやつ」のガトーショコラに決定。
ここのところチョコ系のケーキはしょっちゅう作っていて、なかしましほさんレシピ本にも似たようなレシピが色々とあったのでガトーショコラも作ったつもりになっていたが、レシピを見て驚いた。材料に「小麦粉」がない。入れる粉類はココアのみ。なんと贅沢な。そう思うと同時に、今まで作ったことがない事を知る。
チョコはお菓子作り御用達の「冨澤商店」で1㌔を購入している。ビターな方が好みなので、同店ブランドのチョコで一番カカオ含有率が高い65㌫。8~10㍉のチップ状なので刻む必要もなく使いやすい。そのままでもぼりぼり食べちゃう。
なかしましほさんと言えば、菜種油とかきび砂糖といった天然素材というかヘルシー系の材料が中心の本と、ミックスナッツやら板チョコといった身近な材料を使った本とがある(あくまでも個人的見解)。
今回の「まいにちおやつ」は後者。ヘルシー系材料の「きび砂糖」も使いつつ、メインの材料は「板チョコ」。が、自分の場合はキロ買いしているので先程紹介した製菓用ビターチョコを使う。
あと牛乳は買わないので豆乳、無塩バターはないので有塩、卵はMだと思うんだけどLでいいや、と勝手に変更した。
うちにはハンドミキサーはない。買ってもいいんだけど、かさばるのが嫌だから。ちなみにフードプロセッサーもない。
ということで普通の泡だて器を使う。通常ならもっとワイヤーの本数が多いというか、コイル状になったやつを使うが、今日は間違えた。幼少の頃から家にあるシンプルかつワイヤーの本数が少ないやつを選んでしまった。単純にワイヤーが多い方が効率良く空気を含ませることができるので短時間で済む。
液状の白身をフワフワにする=ピンとツノが立つ状態、ってやつまでに15分くらいかかった。二の腕の外側(上腕三頭筋というらしい)がジリジリと熱くなる。疲れたのでピンと立つ手前――ふにゃっとなる程度で止めた。
写真はめんどくさいので省略(一眼レフだし)。お菓子作りはスピードが大事だと思うの。
レシピにはないラム酒大さじ1程度を入れた。
12月に作るシュトーレン用のドライフルーツのラム酒漬けから拝借。フルーツの香りもついてまろやかになってるから、そのままのラム酒よりいい感じなりそうと考えているのだが、実際どうなのだろう。
漬けているドライフルーツはレーズン、いちじく、バナナ
マフィン型6個分の予定が、型からあふれそうだったので1個増やして7個にした。
昔はアルミのプリン型をたくさん持っていて、マフィンとかを焼くのに使っていたのだが、お菓子作りから遠のいていた時期に1個を除いて捨ててしまった。1個だけ残したのは思い出として。
再びお菓子を作るようになり、型が必要になったため再度購入することにした。遠赤外線効果か何かでおいしそうに出来上がる陶器のマフィン型が欲しかったので調べてみると、北欧っぽいデザインもかわいくて魅力的だったのだがエライ高い。代わりに100円均一で直径7㌢のココット型を5個買った。
オーブンで約20分。庫内で温度が違うので10分たったら入れ替える。
真ん中のやつは、どこぞのケーキ屋のプリンと共についてきた大きめ(直径約9㌢)のココット型。計量のためココアを入れていたのを、型が足りなかったのでそのまま使用
チーン
割れ具合がいい感じ
竹串を刺してもタネが付かなかったので出来上がり。すぐに型から出して冷ます。
チョコの密度が高いケーキというとどっしりのイメージだったが、食べてみると軽い。ふわっふわ。ただやはり味は濃厚だ。思わず「うまっ」と声が出た。幸せ。
私のお菓子作りは比較的アナログだと思う。
今時、チョコを溶かすのはレンジでチンなのだろうが、できるだけレンジは使わない。そっちの方が風味がいいのではないか、とか分子構造が変わるんじゃないかとか、よく調べもせずになんとなくではあるが。仕事や家事が忙しい訳ではないので、時間がある限りはゆったりまったりやるつもり。
以上をふまえて終了後。
チョコがついたボウルは湯せんで使った湯を入れて洗う。
汚れが落ちやすく、経済的。