おやつく日記(旧:おやつをつくるやつ)

ひまさえあえば、ていねいにくらす

自然療法~自力でカゼを直す~

 

 

 

今日はただの日記。

おやつと関係ないけれど、ナチュラルライフを目指しているのでこういうことも書いていこうかなと思ってる。

 

 

 

 

さて、先週は夏風邪にかかり、お菓子作りはおろかゴハンすらロクに食べられず五キロくらい痩せてしまった。母が明らかなコロナなのでわたしもたぶんコロナだけど、PCRを受けてないので正確にいうとコロナではない(笑)

 

メリットがないのでPCR受けず

コロナ陽性になった家族を見ていたところ、まずクリニックでPCRを受けるために解熱剤を飲んで無理やり下げ、やっとクリニックに行ったところでPCRを受けて診察してもらって、解熱剤を処方してもらうだけ。

 

会社勤めをしていてコロナ陽性判定してもらう必要がある人ならまだしも、わたしの場合はここまでしてクリニックに行くメリットない。イザとなったら家族に処方してもらった解熱剤を飲めばいいわけだし。

 

母はコロナにかかったことで、「もう〇ぬんじゃないか」くらいおびえていた。一応高齢者とはいえ、年齢よりもずっと若く見える超超超健康な人間が何を言っているんだか。「別にしんどくないなら解熱剤飲むのはやめときな」と言ったら、素直に従って、結局、母も自力で治した。どないやねん。

 

自然療法の本を見て自然治癒

 

そこで参考にした本は東条百合子さんの「自然療法」。

 

なんでこんな写真なの?

 

こちらの本は、何かあるたびに図書館で借りていたのだけれどついに昨年買った。そしたらですよ、第1070版だって。すご。こんな数字、見たことないって。本当の良書というのは、宣伝なんぞせずとも勝手にみんな買うんだね。ちなみこの本に出会うまでの版数の最高は風の谷のナウシカのマンガで100刷超えてる。

 

野菜や梅干しなど、昔ながらの生活の中でできる自然療法がぎゅっとつまった一冊。でも、梅干しを黒焼きにするとか、いもをすりおろすとか、こんにゃくをあたためるとか、簡単そうなめんどくさそうなありとあらゆることが載ってる。

 

しかも一応コロナってことで買い物にいけない。

 

そんな中でできることを、と思ってやってみたのがまず「だいこんはちみつ」。

だいこんの薄切りにはちみつをかけて一晩おくと出てくる汁が咳に効くのだそう。母が咳で苦しそうだったので試してみたら「おいしい」とのことだったが、効いたのかは謎。

 

野口晴哉「風邪の効用」

もう一つ、参考にさせてもらったのが野口整体で有名な野口晴哉氏。「風邪の効用」って本を持っていたんだけれど、売ってしまったのを後悔してる(また買おうかしら)。

 

 

 

風邪っていうのは、身体のアップデートなんだよね。コマメに風邪をひく人の方が健康で、全然引かない人に限って、大病したりするという。その話はまさに心当たりがあり、100歳超えてもボケない祖父はしょっちゅう風邪をひくのに、めったに風邪をひかない父はガンで早死にしてしまった。

 

祖父は施設に入っている上に高齢であるため、何かあるとすぐに病院だの入院だの大変。そして風邪をひくたびに「また風邪ひいた」と生前の父に怒られていた。でもなぜ風邪をひいて怒られなきゃいけないんだろうね。しかもいちいち薬飲まされて大変だ。そのせいで身体がまた弱るというのに。施設に入ってしまったのでわたしが口出しする余地はないけれど、施設に入るということは他人やシステムに自分の命を預けるということなのだなと思って見てる。

 

野口氏の本で足湯のことや風邪の時のお風呂の入り方が載っていた気がしたので、とりあえず足湯をやってみることにした。くるぶしまで45度くらいのお湯につかるというもの。とりあえずやってみたけれど効果はよく分からなかった;

 

水飲んで断食、睡眠。以上

そして母がコロナ認定された翌日、38.5度の熱が出たわたしは、ひたすら水分を取り一切の食を断って眠り続けた。今回の熱は不思議なことに汗が出ない。ちょうどコロナが流行る直前にインフルにかかったときはものすごい汗とともに全身を関節痛が襲ったので、ちょっと変な風邪だなと思った。

 

翌日は39.1度。この日の晩から内臓が痛くなってきた。胃、腸、心臓、肝臓あたりなど、ほんと内臓の各所がピキーンという感じで痛くなる。同時に痛むことはなく、何かが身体の中を巡りながら「次はここ、次はここ」という感じでくるので、血液かリンパか? みたいなのを予想してた。そしたら、耳の横当たりの頭痛もピキーンてくるようになった。この痛みには覚えがあり、リンパかなと思った。医学的知識ゼロなので適当だけれど、風邪で白血球が戦ってるからこういうこともあるのかもしれない。というか、重大な病気だったら怖いなと思ってなんか理由を探してた。

 

あまりの痛さに夜眠れず、やばいかも……など弱気になったけれど、2日間の高熱の後は37度台まで下がって、それに伴って痛みも弱くなっていた。ふう、よかった。

 

自然療法とかエラそうなことを書いたけれど、水とかお茶とか飲んで寝てただけだ。倒れる前に摘んだヨモギ茶とか飲んでたけどね。それもまた効いたのかは謎。

ただ、ごはんを食べなかったおかげか、母より後に高熱が出て、母より先に熱が下がった。母は「年齢の差」というが果たしてどうだろうか。消化に使うエネルギーを全て治療に使っていたのだから早く治って当然なのでは。野生の動物はそういう理屈で、体調不良になるとご飯を食べなくなるという。もちろん、頭で考えるのではなく、身体が食べ物を欲していないから食べなかった。母は「栄養を取らないと元気が出ない」という、分かりやすく頭で考えた理由から食事をしていた。コロナ真っただ中でも朝昼晩、しっかり食べていた母。肉を食べてお腹下していたんだから、どちらが正しいかは推して知るべし、というところだ。

 

夏風邪、コロナ、インフル。すべては情報の差

 

わたしが子どもの頃は上半身にタオルを挟んで、ひたすら水分を取って「熱が出たら出し切る」というのが普通だった。ごはんもおかゆくらいしか食べなかったはず。それをやっていた親も今はすぐ薬飲んじゃうんだから。世間の風潮に流されていくもんなんだな。

 

しかも3年前にわたしがインフルにかかった時は誰一人心配することなく、死にそうになりながらその時もひとりで自力で治した。ついでに発症から1週間で仕事復帰してた。コロナ上陸の報道が出始めた頃だったので、もしかして当時PCR受けたらコロナだったかもしれない。同じ(似た)症状にかかっても、それを見る人間の気持ちや持っている情報でここまで態度が変わるんだから、病気とは情報なのだなと思う。

 

アップグレードされた?

 

熱が下がった後もだるさは抜けないが、運動不足のせいかもしれない。鏡を見たところ肌がキレイになったような気もするが、「デトックスした—!」という爽快感はそれほどない。ただ、なんとなく、何かが変わったような……という感覚がある。脳も何かがリセットされたような。何も変わらないような。

 

ひとつ言えるのは、胃腸の調子は元に戻っておらず、お腹が空いても食欲が以前ほどわかない。体内組成とかシステムが生まれ変わったんだったらおもしろいんだけどな。

 

野口晴哉の本で「体温が下がった時の過ごし方にも注意」みたいなことが書かれていた気がするので、調子に乗らずにしばらく安静に過ごした。標準の体温を下回る瞬間があるらしく、その時に調子こくな、というようなことが書いていた気がする。

 

そんな感じで久しぶりの高熱をやり過ごした。

ひと段落ついたので、とりあえずまたカヌレを作ることにしよう。