本物を使うと、最高においしい。たぶん。
前回作ったアイスの抹茶バージョン。
おやつウィーク - おやつをつくるやつ
材料は卵と生クリームと砂糖、そして抹茶。
卵白に砂糖を入れてピンと角が立つまで泡立て
生クリームに砂糖を入れてとろりとなるまで泡立て
卵黄に砂糖と抹茶大さじ2くらいを入れてもったりするまで泡立てる
卵白→生クリーム→卵黄の順にしたのは理由がある。泡だて器を1つで使いまわすためだ。
卵白は油がつくと泡立ちが悪くなるため一番手。生クリームは水分が入るとよくないけど、泡立てた卵白はふわふわになってボウルの角で叩いたらかなり落とせるのでそのまま使える。最後の卵黄は卵白や生クリームがついていても泡立ちにさほど影響がないだろうと考えた。
この考えが正しいかはわからないけど、うまく泡だったので当たらずとも遠からず、でしょう。
そして抹茶を混ぜ込むのは、一番粘度があって混ざりやすそうな卵黄にしてみた。でも抹茶が舞い上がる上に、さらに粘度が上がって固くなってしまったのでやりづらかった。次は卵白にしてみようかな。
あまりにも卵黄が固くなってしまって、一気に合わせると卵白の泡が消えてしまうかも、と思ったので、まずは生クリームを少し加えて卵黄を緩める。
ある程度までになったら全部合わせて混ぜる。
ここでナッツも入れてみることにした。いつも通り、クルミとアーモンドとカボチャとひまわり。
抹茶といえば小豆をいれなきゃいけないような気がするけど(私だけ?)、それって昔からの習慣でしかなく、別にそれ以外が合わないってことじゃないよなと思う。小豆(あんこ)は嫌いじゃないけど、甘いアイスにさらに甘い小豆を加えなくても、とか思ったりする。
容器に移し替えて冷凍へ。ほったらかしでもいいけど、少し固まるたびに混ぜるほうが滑らかになる。
いい感じの発色
今回は暇だったので2時間おきくらいに2、3回は混ぜたかな。
固くなってゆく。
最終形。
完璧に固まると、ガチガチすぎて取りずらいので、一段階前くらいがちょうどいい。
が、そんな調整してられないので一応お湯で温めたスプーンをグサッと刺してごろっと固まりを取る。
うまそうやないか
ほろ苦いお茶が口に広がる。こんな抹茶が濃いアイス食べたことない。うますぎる。ナッツのカリカリがアクセントになっていて、そんなにナッツ臭もしないので邪魔にもならずいい感じ。
子どもの頃も同じ抹茶アイスをよく作っていて、その当時は「グリーンティー」っていう抹茶に砂糖やミルクが入った粉を使っていた。発色はきれいだったし味も抹茶だと思っていたので子どもの私は大満足していた。が、友達に食べてもらうと「抹茶アイス苦手やけどこれは抹茶の味がしないから食べられる!」と言われ、なんだかショックを受けていまだに覚えている(友達は喜んで食べてくれたのだけど)。だから抹茶の分量は大丈夫だろうかとドキドキしていた。この度、正真正銘の抹茶アイスを作ることができました。
製菓用抹茶ってのを使ったことがないのでわからないけど、アイスは抹茶が味を決めるので本物を使ったほうがいい。できることなら卵も上等なやつを。生のまま使うし、卵の味も重要になってくるから。普段からいいもの食べたいところだけどね。