久々あんこ。
先月、母の地元で買った小豆を炊くことにした。
小豆は水に浸す必要はないらしいのだが、過去何度か作ってみて、いつも固く仕上がるので私は一晩つけておくことにしている。
浸水後の小豆
一晩だけのつもりが、時間がなくて結局二晩漬けた。この日も夜まで放置していて今から炊くのは面倒だなと思いつつ、これ以上はダメだろうということで重い腰を上げて作業に取り掛かる。
鍋にあけたところで気づいた。豆の浸水具合が違う? 写真で色が薄いのをかじるとサクっと柔らかく中まで浸水している様子だったが、濃いやつはカチカチ。豆の種類が違うのか、もしくは収穫した年が違うのかもしれない。まさかのブレンドに困惑しつつ、より分けるなんてことはできないのでまとめて炊くことにした。
最初、5分くらい炊いたら一度湯を捨てる。げ、この段階で湯が濁っている。浸水したせいで皮が破れて中の身が溶けだしたということだろう。浸水せずにやった場合は絶対こうはならない。ちょっとまずいことをしたかもしれない。
5分より短い時間で火を止めて湯を捨て、今度は1時間ほどかけてじっくり炊く。
その間に砂糖を準備。釘煮用のザラメが残っていたのでそれを使う。テレビなどでザラメを使っているのを見たことがあるので、なんか知らんけどあんこにはいいんだろう。
ふと、うちにはけっこう砂糖の種類があることに気付いた。ザラメ、上白糖、粉砂糖、きび砂糖、テンサイ糖、黒糖――もしかしたら三温糖もあるかもしれない。ついでに言うと甘味料はハチミツとメープルシロップ、水あめもある。プロか。
浸水していたから短時間で炊けるだろうと予想していたのに、あの固いやつにてこずった。結局レシピ通り1時間程度で柔らかくなった。10分ほどおいたら、再び火をつけて砂糖を投入。
一度お湯を切る、というレシピもあるが、栄養素やらなんやらがずいぶん水に溶けだしてしまっているので、そのまま使う。
強火で水分を飛ばす。なんか弱火でやっていると風味が飛ぶらしい。
いつものしゃもじで混ぜていたらあまりの熱さに耐えきれず、おたまに持ち替える。
強火で10分くらいだろうか、木しゃもじでこすったら一瞬鍋底が見えるくらいまで水分が蒸発してきた。たぶん、10分も強火でやるのは長すぎるんじゃないかなと思うのだが、とりあえず完成すれば良しってことにしておく。
前回は豆の粒が残りすぎた上に固い仕上がりで、冷えてからのまとまりが悪かったので、木べらで豆をつぶしながら混ぜた。ついでに、今回は気持ち柔らかめで火を止める。
バットに移して冷ます。
今回は固すぎず柔らかすぎず、いい具合にできた。
味見してみると、さっぱり。ザラメ効果かな。
さて今回はこれを使って何しましょ。