おやつの時間、ちょうどお腹が空いた。
じゃがりこにするか、ドーナツにするか。
じゃがりこ!と思って食べたけど、ドーナツが頭から離れなくて結局作ってしまった。食べ過ぎ。
珍しくじゃがりこで満足しなかったのは、おそらく1つ前の記事で頭の糖分がすっからかんになったからだと思う。
実は昨日、酵母種を作った時からドーナツが食べたいモードに入っていた。イースト(酵母)で作るドーナツはふわふわでとろけるおいしさ。食べたい。しかし、酵母種から作った中種はまだ寝かせているところなので使えない。あと1、2日が待てないので、ベーキングパウダーのドーナツを作ることにした。
過去記事:酵母種をつくった話 酵母種の育成開始 - おやつをつくるやつ
ベーキングパウダーは化学膨張剤で、マフィンやパウンドケーキなどによく用いられる。一方のイーストは、酵母の発酵によって生地をふくらませる。
どちらも二酸化炭素を発生させるものだが、イーストのドーナツは寝かせる時間がかかるため、手っ取り早いベーキングパウダーがよく用いられる。
ちょうど借りてきた本によると、ベーキングパウダーが登場したのは1830~1850年と、意外と最近の話らしい。
酵母細胞による二酸化炭素発生は遅く、1時間以上もかかる。(中略)弱い生地や液状の生地は、数分間しか気泡を維持できないので、普通はガス発生の早い化学膨張剤を使用する
とイースト(酵母)より格段に便利なベーキングパウダー。マフィンやパウンドケーキ、ドーナツなど、大衆に愛されるお菓子に使われているのを見ると、当時のお菓子技術に大きなインパクトを与えたのだろうと思われる。個人的にはイースト押しだったが、この事実を知ってベーキングパウダーを見直した。
本によると、イーストを使ったのは「イーストドーナツ」、ベーキングパウダーを使ったのは「ケーキドーナツ」とあるので、タイトルはこれに従うことにする。いずれイーストドーナツを作るだろうし。
ということで今日はこちらから。
表紙にもなってるドーナツ
卵に砂糖、粉は強力粉と薄力粉とベーキングパウダー、バター。あと写ってないけど、豆乳と、レモンがないので代わりに柚子酢。
ベーキングパウダーは酸と反応して膨らむらしい
バターは湯せんで溶かす。
順番に材料を入れてって、最後に粉を振るいながら入れる。
どんどん混ぜるだけ
水分が多くベタベタなので、ちゃんと型抜きできるかな?と心配だったが、一時間寝かせるとちゃんとまとまっていた。
コップとペットボトルのキャップでぽぽんと型抜き
低温で揚げ揚げ
入れ過ぎた
生地をまとめて型抜きして残りも揚げる。レシピでは最後に砂糖をまぶすが、甘さ控えめでいいや、とそのままにした。チョコとかグレーズ(砂糖衣みたいなやつ)などつけてもおいしい。
ザ・ドーナツ
外側は揚げ物特有のサクサクした食感、強力粉が効いているのか、中は思ったよりもっちり。味は人によっては物足りないレベルの素朴さ(ディスっているわけではない)。私は気に入った。ミスタードーナツの「ホームカット」に似ていて、懐かしくなって調べてみたら、今は置いてないらしかった。
ごはん前に2個も食べて今日は胃のキャパを越えた。
でもおいしかった。